立命館情報理工学部【2027】

立命館情報理工学部【2027】
共通テスト併用「数学/国語活用型」対策

学習計画

情報系人気が続く中、立命館大学情報理工学部を志望する高2生は増えています。ただ、「情報系だから数学だけ頑張ればいい」「共通テスト併用なら共通テストだけ高得点ならいい」と考えると、2027年度入試の設計を誤解しやすくなります。

2027年度一般選抜の公式資料では、情報理工学部の共通テスト併用方式に「数学/国語活用型」が示され、本学独自試験として英語100点、数学200点を課し、大学入学共通テストから国語または数学の高得点1教科を100点として利用する構成が案内されています。独自数学の出題範囲には数学IIIや数学Cも含まれます。

結論から言えば、この方式を高2から狙うなら、最優先は数学です。ただし、英語を止めず、共通テストで使える国語・数学のどちらを補助得点源にするかも早めに見ておく必要があります。

この記事では「数学/国語活用型」に絞り、2027年度の科目構成、高2秋からの数学・英語・共通テスト対策、情報系志望ならではの学部選びを解説します。

情報確認日:2026年9月21日

※入試制度・日程・配点は大学公式の2027年度資料を優先して確認しています。参考書名、完成基準、月別計画は大学公式の指定ではなく、公開情報と過去問対策をもとにした編集部の学習提案です。

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志望方式・模試・学校教材をもとに、科目の順番を整理します。

目次

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結論|高2は数学を200点科目として扱う

この方式の最大の特徴は、本学独自試験の数学が200点であることです。英語100点、共通テスト利用100点と比べても、数学の比重が大きい設計です。高2秋からの時間配分では、受験勉強時間の45〜50%を数学、25〜30%を英語、残りを共通テスト対策や学校科目に置くイメージが基本です。もちろん得意不得意で変えますが、数学の未習・未定着を高3夏まで持ち越すと、この方式の強みを活かしにくくなります。

重要なのは「数学が好き」ではなく、「数学III・Cまで高3で演習できる速度で進められるか」です。高2で数II・B・Cの穴を減らし、高3春から数IIIを本格化できる状態を作ることが第一目標です。

2027年度の科目構成を確認

立命館大学の2027年度一般選抜実施概要では、情報理工学部の共通テスト併用方式「数学/国語活用型」において、本学独自試験の英語が80分100点、数学が100分200点です。数学の範囲には数学I、II、III、A、Bの数列、Cのベクトル・平面上の曲線・複素数平面などが含まれます。

さらに大学入学共通テストから、国語の近代以降の文章、または数学I・Aと数学II・B・Cなど、指定された科目のうち高得点1教科を利用する設計です。詳細は年度の正式な入試要項で必ず確認する必要があります。この方式は、「独自数学で勝負しつつ、共通テストの国語または数学で補強する」入試だと理解すると分かりやすいです。

情報理工学部で何を学ぶ?

立命館大学情報理工学部は、2024年から大阪いばらきキャンパスを拠点とし、情報理論、確率・統計、論理回路などの基礎から、データサイエンス、機械学習、ヒューマンインタフェースなど幅広い情報科学を学ぶカリキュラムを用意しています。「プログラミングをやりたい」だけでなく、AI、データ、ロボティクス、ネットワーク、セキュリティ、UI、数理など、どの方向に興味があるかを高2のうちに広く見てください。

大学の情報系では数学がかなり使われます。確率統計、線形代数、離散数学、アルゴリズムなど、高校数学とは形が変わっても数学的思考は続きます。受験数学を「入試が終われば不要」と考えず、大学で学ぶ準備として取り組むと意味が変わります。

数学|高2秋は「速さ」より穴を作らない

数学200点の配点を見て、難問集を急いで始める人がいます。しかし高2で重要なのは、既習範囲に穴を作らないことです。数学は単元がつながります。二次関数、三角関数、指数対数、微積分、数列、ベクトルなどが不安定だと、数IIIや複素数平面へ進んだときに復習が頻発します。おすすめは、学校で習った週のうちに基本例題を解き直し、翌週に何も見ず再現することです。正解したかだけでなく、「なぜその式変形をするのか」「別解はあるか」を説明できる問題を増やします。

高2冬までに標準問題集の既習範囲で7〜8割を自力完答できる状態を目指し、春休みに総復習。そのうえで高3の数III演習へつなげます。

数III|先取りは必要?

学校進度によりますが、情報理工学部を第一志望にするなら、数IIIを高3夏まで未習のまま残すのは避けたいところです。ただし、無理な先取りで数II・B・Cが崩れるなら逆効果です。先取りの判断基準は、「既習範囲の標準問題が自力で解けるか」です。余裕がある人は高2冬〜春に数IIIの極限・微分へ入り、高3春から積分まで進めます。

学校が早い場合は授業を活用し、復習周期を短くします。学校が遅い場合は塾・映像授業・参考書で先取りしつつ、週1回は既習範囲の復習日を入れます。

英語|100点でも後回しにしない

数学の配点が大きくても、英語100点を落とすと合計点が安定しません。英語は短期で詰めにくい科目なので、高2から毎日触れる必要があります。単語、文法、英文解釈を基礎に、週3〜4回長文を読みます。情報・科学・テクノロジー系の英文にも慣れておくと、内容理解のハードルが下がります。

高2冬の目標は、共通テスト型の長文で時間不足になりすぎず、標準的な私大長文で段落構造を追えること。高3春から立命館の過去問を使う前に、語彙不足と構文不足をできるだけ減らします。

共通テスト国語を使う選択肢

「情報理工なのに国語?」と思う人もいるかもしれません。しかし数学/国語活用型では、指定された共通テスト科目の高得点を利用するため、国語が得意なら得点源になり得ます。理系生は国語を完全に放置しがちですが、共通テスト国語は高3秋からゼロから始めると負担になります。高2では現代文を週1〜2題、古文単語・文法を少量継続するだけでも違います。

「数学で全部取るから国語はいらない」と決めず、高3夏までは選択肢を残しておくと、模試結果を見て有利な科目を選びやすくなります。

共通テスト数学を使う場合の注意

共通テスト数学と大学独自数学は、同じ数学でも求められる処理が違います。独自試験では記述・計算・典型解法の組み合わせが中心になる一方、共通テストでは長い設定を読み、必要な情報を抽出し、誘導に乗って高速処理する力が必要です。独自数学の勉強だけで共通テスト型が自然に完成するとは限りません。高3夏までは二次・私大型の数学力を優先しつつ、秋以降に共通テスト形式の時間演習を増やすのが基本です。

高2秋からの週間モデル

受験勉強を週18時間確保できるとします。数学8〜9時間、英語5時間、国語2時間、学校の理科・情報・その他3時間程度を目安にします。平日は数学60分+英語45分を基本。休日に数学の長い演習、英語長文、国語演習をまとめます。数学は毎日違う単元をやるより、「新規演習」「翌日復習」「一週間後再テスト」の3段階で回します。英語は毎日接触。国語は頻度を落としてもゼロにしません。

9月〜3月ロードマップ

時期やること
9〜10月数II・B・Cの穴を可視化。模試や学校テストを単元別に分け、苦手単元を3つに絞る。英語は単語・解釈・長文を固定。国語は古文単語を開始する。
11〜12月数学の標準問題を完成。新しい難問集より、既習範囲の再現率を上げる。情報理工学部のカリキュラムも見て、AI・データ・ネットワークなど興味分野を探す。
1〜3月数IIIへの接続。学校進度に合わせて数IIIへ入り、春休みに数II・B・Cを総復習。高3の夏までに数IIIを一周する計画を立てる。

情報系人気で焦らないために

情報系は人気が高く、倍率や難易度のニュースを見ると不安になります。しかし、高2で倍率を予想して志望を変えるより、数学と英語の完成速度を上げる方が自分でコントロールできます。また、「情報系なら就職が良さそう」という理由だけで選ばず、大学で何を学ぶかも確認してください。情報科学は数学や理論も多く、コードを書く時間だけではありません。オープンキャンパスや学部サイトで、研究室・カリキュラム・コース選択の時期を見て、自分の興味と合うか確認しましょう。

塾選び|理系は授業数より進度管理

高2理系が塾で失敗しやすいのは、数学・英語・物理・化学の授業を取りすぎ、自習時間がなくなることです。情報理工学部志望なら、数学IIIまでいつ終えるか、英語長文をいつから難関レベルへ上げるか、共通テスト国語をどこまで維持するかを年間計画にします。講座数ではなく、毎週の課題が志望方式から逆算されているかを確認してください。

「数学/国語活用型」は共通テストだけ対策すればいい方式ではない

この方式を見たとき、「共通テストの国語か数学で高得点を取ればよい」と単純化しないことが重要です。大学独自試験の英語・数学と、共通テストの利用科目を組み合わせて総合点を作るため、独自数学を仕上げることが前提になります。高2の段階では、方式の"お得さ"を探すより、独自数学で必要になる範囲を計画的に終えることを優先してください。

また、共通テストは一問の難しさだけでなく、限られた時間で大量の情報を処理する力が問われます。独自数学の記述・思考練習と、共通テスト型の処理練習は完全には同じではありません。高2では数学の基礎と英語を中心にし、高3で共通テスト形式の演習量を増やす二段階が効率的です。

数学III・Cを「学校で習ってから」にすると遅れやすい人

数学III・Cを使う方式では、学校進度がそのまま受験演習の開始時期になります。進度が速い学校なら授業に合わせればよい場合もありますが、高3の途中まで未習範囲が残るなら、過去問演習の期間が短くなる可能性があります。先取りが必要かどうかは、学校名ではなく現在の進度で判断します。まず数学I・A・II・Bの典型問題に大きな穴がないか確認し、そのうえで未習範囲をどの時期に終えるかを逆算します。

基礎が不安定なままIII・Cだけを急ぐと、計算力・関数理解の土台が弱く、結局戻ることになります。高2冬までに「既習範囲の穴を減らす」「未習範囲の完了予定を作る」の二つを同時に行うのがポイントです。

英語100点を軽く見ない|情報理工志望ほど毎日の固定科目にする

理系受験生は数学や物理に勉強時間を使いやすく、英語が"後で戻せる科目"になりがちです。しかし独自英語も総合点の一部です。英単語や構文理解は短期間で一気に作りにくいため、高2のうちは毎日触れる固定科目にします。おすすめは、平日30〜45分でも語彙と読解を切らさず、休日に長文を時間を測って解くことです。数学で2〜3時間のまとまった演習を行う日でも、英語をゼロにしない。このルールだけで、高3に数学III・Cや理科演習が重くなったときの英語の崩れを防げます。

共通テストの国語と数学、どちらを活用するかの決め方

高2の今すぐ固定する必要はありません。まずは両方の基礎を維持し、高3で共通テスト模試の得点推移、時間内の安定性、他大学で必要な科目を見て判断します。単発の模試で高かった方ではなく、複数回のデータで"安定して高い方"を見るのが安全です。特に国公立との併願を考える場合は、共通テスト全体の学習との関係もあります。

私立専願へ切り替える場合でも、方式のためだけに新しい科目を一から作るのは効率が悪いことがあります。方式選択は、配点だけでなく「すでに積み上げている勉強を最も無駄なく得点へ変えられるか」で考えてください。

情報理工志望でも「情報」だけを勉強すればよいわけではない

学部名からプログラミングや情報Iの対策を最優先したくなるかもしれませんが、一般選抜の得点設計は入試科目から逆算します。2027年度の「数学/国語活用型」で中心になるのは、大学独自の英語・数学と共通テスト利用科目です。高校でプログラミングを楽しむことは学部理解に有益ですが、それと入試の主要科目学習は別に管理してください。

高2でプログラミングに時間を使うなら、受験勉強を圧迫しない範囲で「興味を確かめる活動」と位置づけるのがおすすめです。数学の関数・ベクトル・確率などを学ぶと、大学での情報系学習にもつながる場面があります。入試のための数学を単なる受験科目と考えず、情報理工で必要になる数理的な考え方の土台として取り組むと学習目的が見えやすくなります。

高2冬に作る科目別の終了予定表

紙一枚に「英語語彙・英文解釈」「数学I・A」「II・B」「III・C」「共通テストで活用候補の国語または数学」を並べ、基礎を終える予定月を書きます。予定月が高3夏以降へ集中するなら、先取りか教材削減が必要です。情報理工学部志望では数学の範囲が広いため、教材を増やすより終了時期を管理する方が高3の過去問期間を確保しやすくなります。

ポイント|この方式は「数学強化+選択肢を残す」が高2の正解

高2の段階では、数学を最優先しつつ、英語と国語を捨てないことが大切です。高3になって模試データが増えたとき、共通テストで国語を使うか数学を使うかを選べる状態が強い。入試方式は受験直前に選べますが、科目の基礎は直前には作れません。だから高2では「選べる学力」を作ります。

あわせて読みたい記事

この記事は「高2冬からの数III先取り」「高2の2学期にやるべきこと」「過去問はいつから?」といった記事とあわせて読むと、理系の学習計画が具体的になります。

現論会で相談するときに持ってくるとよいもの

大阪梅田校・四条烏丸校のどこで相談する場合でも、次のものを持ってくると、数III・英語・共通テストの配分を整理しやすくなります。

1.直近の模試結果(数学の単元別)
2.学校の数学の進度と数IIIの未習範囲
3.気になっている情報分野
4.今使っている参考書
5.1週間の勉強時間
6.共通テスト国語・数学の得点

相談では、数IIIの先取り時期と英語・共通テスト国語の維持ラインを、現在の到達度から逆算して整理します。

立命館情報理工の「数学/国語活用型」対策を無料で整理しませんか?

今の模試結果・学校進度・使っている参考書をもとに、数学を軸にした高2秋からの学習配分と数IIIの進め方を整理します。

よくある質問

Q1.

数IIIは高2で終わらせるべきですか?

必須ではありません。数II・B・Cの標準問題が不安定なまま先取りするより、基礎を固めた上で高2冬〜高3春に数IIIへ接続する方が安全です。

Q2.

国語が苦手ならこの方式は不利ですか?

共通テスト利用科目の詳細は要項確認が必要ですが、数学を活用できる選択肢もあります。高2では国語を完全に捨てず、模試結果で比較できる状態を残してください。

Q3.

情報理工学部ではプログラミング経験が必要ですか?

受験時点で経験が必須とは限りません。大学では基礎から専門へ進みます。高校生のうちは数学・英語など受験に必要な基礎学力を優先しましょう。

Q4.

共通テスト対策はいつから本格化しますか?

高3夏までは独自試験につながる数学・英語の基礎と応用を優先し、秋から時間演習を増やすのが一つの目安です。個人差があります。

まとめ|数学200点を軸に「選択肢を残す」

立命館情報理工の「数学/国語活用型」は、独自数学200点が最大の特徴です。高2は数学を軸に既習範囲の穴をなくし、英語と共通テスト国語を捨てないことが重要です。高3になって模試データが増えたとき、共通テストで国語を使うか数学を使うかを選べる状態が強い。入試方式は直前でも選べますが、科目の基礎は直前には作れません。だから高2では「選べる学力」を作ります。

  • 2027年度情報理工学部の共通テスト併用に数学/国語活用型がある
  • 独自試験は数学200点、英語100点で数学の比重が大きい
  • 高2は数II・B・Cの穴を減らし、数IIIへ早めに接続する
  • 英語と共通テスト国語を捨てず、選択肢を残す
  • 情報系の研究内容も確認し、人気だけで学部を決めない

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