立命館大学経営学部入試【2027】
倍率予想と方式別対策
立命館大学経営学部を目指す高校3年生にとって、2027年度入試は方式選びが合否へ直結します。
- 2月1〜4日の全学統一方式を何日受けるか
- 2月7日の学部個別配点方式を追加するか
- 情報Iを使う情報型は狙い目なのか
- 共通テスト併用は一般3教科より有利なのか
- 経営学科と国際経営学科をどう組み合わせるか
- 2026年度に倍率が下がった反動はあるのか
立命館大学は複数日程・複数方式を組みやすい大学です。その反面、「受けられる方式を全部出す」だけでは対策が薄くなります。英語120点、国語100点、選択科目100点の全学統一方式と、選択科目や情報Iの配点が150点になる学部個別配点方式では、同じ経営学部でも得点戦略が異なります。
この記事では、2027年度の公式日程・配点、2025年度と2026年度の入試結果を基に、方式別の倍率を予想します。さらに、全学統一・学部個別・情報型・共通テスト併用の選び方、同志社商学部・関西学院大学商学部との併願、8月以降の学習計画まで解説します。
情報確認日:2026年8月12日
日程・科目・募集人数は公表済み資料を基にしています。正式な出願要項公開後に必ず再確認してください。
目次
結論|2027年度の立命館経営学部は方式別得点で選ぶ
2027年度の立命館大学経営学部は、経営学科の全学統一方式文系で4.3倍前後、学部個別配点方式文系で4.1倍前後を中心に推移すると予想します。
2026年度は倍率が少し落ち着きましたが、志願者総数は増えており、「入りやすくなった」とは判断できません。特に情報型や共通テスト併用方式は募集枠が小さく、倍率の振れが大きくなります。
| 方式 | 2025年度 | 2026年度 | 2027年度予想 | 予測確度 |
|---|---|---|---|---|
| 経営・全学統一文系 | 4.7倍 | 4.2倍 | 3.9〜4.8倍(中心4.3) | 中 |
| 経営・学部個別文系 | 4.6倍 | 4.0倍 | 3.6〜4.7倍(中心4.1) | 中 |
| 経営・学部個別情報文系 | 実績なし | 4.6倍 | 3.5〜8.0倍(中心5.0) | 低 |
| 経営・共テ3教科型 | 7.2倍 | 6.5倍 | 5.5〜8.5倍(中心6.7) | 中〜低 |
| 経営・共テ併用3教科型 | 6.8倍 | 6.8倍 | 5.8〜8.0倍(中心6.8) | 中 |
| 経営学部全体・主要一般 | 4.4倍 | 4.1倍 | 3.9〜4.6倍(中心4.2) | 中 |
2026年度は、経営学科の全学統一が4.7倍から4.2倍、学部個別が4.6倍から4.0倍へ下がりました。しかし、経営学部全体の志願者は5,918人から6,049人へ増えています。倍率低下の主因は、合格者数が1,307人から1,414人へ増えたことです。
つまり、「人気が落ちたから倍率が下がった」と読むのは不正確です。2027年度に大学が合格者数を絞れば、志願者が横ばいでも倍率は上がります。
予想方法|志願者数だけでなく合格者数と方式変更を見る
倍率は、受験者数÷合格者数で決まります。人気が同じでも、大学が歩留まりを見込んで合格者を多く出す年は倍率が下がります。
2027年度予想では、次の要素を使いました。
- 2025・2026年度の受験者と合格者の変化
- 2027年度の募集人数・配点・試験日
- 全学統一方式の複数日程による延べ志願者の増えやすさ
- 情報Iを使う方式への認知拡大
- 関学の2027年度共通テスト新方式による数学・情報得意層の移動
- 同志社・関学・関大との日程重複
予想レンジが広い方式ほど、募集枠が小さいか、過去実績が少ない方式です。
2027年度の試験日程・科目を整理
経営学科の主要方式は次のとおりです。
| 方式 | 試験日 | 出願期間 | 合格発表 | 配点・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 全学統一方式文系 | 2027年2月1〜4日 | 1月6〜22日 | 2月17日 | 英120・国100・選択100、計320 |
| 学部個別配点方式文系 | 2027年2月7日 | 1月6〜26日 | 2月20日 | 英120・国100・選択150、計370 |
| 学部個別配点方式情報型 | 2027年2月7日 | 1月6〜26日 | 2月20日 | 英120・国100・情報I150、計370 |
| 共テ併用方式 | 2027年2月8〜9日を含む日程 | 方式別 | 方式別 | 独自英語・国語+共テ科目など |
全学統一方式の経営学科は募集人数188人が示され、英語120点、国語100点、数学・日本史・世界史・地理・政治経済などから1科目100点です。
学部個別配点方式は、英語120点、国語100点、選択科目150点です。選択科目が得意な人は、全学統一より相対的に力を生かしやすくなります。
情報型は、英語120点、国語100点、情報I150点です。情報Iが得意なら有力ですが、2026年度は受験者23人・合格者5人という小規模な結果でした。数人の合格者数変更で倍率が大きく動きます。
直近2年の入試結果|倍率低下でも志願者は増加
経営学科・国際経営学科の主要一般方式の推移です。
| 学科・方式 | 2025志願者 | 2025倍率 | 2026志願者 | 2026倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 経営・全学統一文系 | 3,761 | 4.7 | 3,741 | 4.2 |
| 経営・学部個別文系 | 751 | 4.6 | 770 | 4.0 |
| 経営・情報文系 | - | - | 26 | 4.6 |
| 国際経営・全学統一文系 | 1,266 | 3.8 | 1,377 | 4.1 |
| 国際経営・学部個別文系 | 140 | 2.6 | 135 | 3.0 |
| 経営学部計 | 5,918 | 4.4 | 6,049 | 4.1 |
経営学科の全学統一は志願者がほぼ横ばいで、合格者が777人から858人へ増えたため倍率が下がりました。学部個別は志願者が増えましたが、合格者が154人から183人へ増え、倍率が下がっています。
一方、国際経営学科の全学統一は志願者が約9%増え、倍率も3.8倍から4.1倍へ上昇しました。経営学部全体を一括りにせず、学科別に見る必要があります。
共通テスト方式は一般方式より倍率が高いものもある
経営学科の2026年度は、共通テスト3教科型が6.5倍、共通テスト併用3教科型が6.8倍でした。7科目型は1.9倍、5教科型は2.5倍です。科目数が少ない方式ほど出願しやすく、高得点層が集中しやすい傾向があります。「3科目だから負担が軽い」という理由だけで出すと、想定より高い得点が必要になることがあります。
2027年度は倍率が戻る?方式別に推論
全学統一方式文系|4倍台前半が中心
2026年度は4.2倍まで下がりましたが、志願者は3,741人と大規模です。募集人数188人の大きな受け皿があり、複数日程で出願しやすいため、2027年度も主力方式になります。2027年度は、前年の4.2倍を中心に、大学の合格者数調整によって3.9〜4.8倍程度の振れを想定します。
学部個別配点方式|選択科目150点が魅力
2026年度は4.0倍でした。選択科目が150点になるため、日本史・世界史・数学などに明確な得点源がある受験生が集まります。全学統一より募集枠が小さく、2月7日の一日であるため、4倍前後を中心に上下しやすいと予想します。
情報型|「狙い目」と断定できない
情報型は検索上の注目を集めやすい方式ですが、2026年度は受験者23人、合格者5人でした。募集人数・受験者が少ないため、2人合格者が変わるだけで倍率は大きく変わります。2027年度は認知度が上がり、情報Iが得意な受験生の流入が増える可能性があります。中心値は5倍程度と置きましたが、3.5〜8.0倍まで幅を持たせるべきです。
共通テスト3教科型|低負担ではなく高得点競争
2025年度7.2倍、2026年度6.5倍で、高倍率が続いています。国公立志望者や共通テスト得意層が追加出願しやすく、2027年度も6倍台を中心に予想します。
全学統一・学部個別・情報型のどれが向く?
| 得点タイプ | 向きやすい方式 | 理由 |
|---|---|---|
| 英語・国語・選択が均衡 | 全学統一 | 3教科320点の標準配点 |
| 日本史・世界史・数学が強い | 学部個別 | 選択科目150点を生かせる |
| 情報Iが明確な得点源 | 情報型 | 情報Iが150点。ただし小規模で変動大 |
| 共通テスト5〜7科目が安定 | 共テ多科目型 | 3科目型より倍率が落ち着く場合がある |
| 共通テスト少科目が非常に高い | 共テ3教科・併用 | 高倍率を前提に追加機会として使う |
「倍率が低そうな方式」より、「自分の換算得点が高くなる方式」を選んでください。
情報型を選ぶ前に確認する5項目
- 情報Iの模試・共通テスト形式で安定して高得点か
- 立命館の情報型に対応した過去問・出題範囲を確認したか
- 英語120点と国語100点を維持できるか
- 情報I対策のために選択科目や英語が遅れないか
- 小規模方式の倍率変動を許容できるか
情報型は、情報Iだけで合否が決まる試験ではありません。英語・国語で大きく崩れると、情報Iの得点を生かせません。
8月〜1月の方式別学習計画
8月後半〜9月|方式を仮決定する
- 全学統一の過去問を1年分解く
- 学部個別の配点に換算する
- 日本史・世界史・数学・情報Iのどれが安定するか比較する
- 経営学科と国際経営学科の学びを確認する
- 2月1〜9日の併願カレンダーを作る
10月|英語・国語の共通基盤を作る
- 英語は語彙・文法・長文の処理速度を毎週確認する
- 国語は現代文と古文の失点を分ける
- 選択科目は一冊を仕上げ、過去問へ接続する
- 情報型志望者も一般選択科目の逃げ道を残すか判断する
全学統一、学部個別、情報型のいずれも英語と国語が必要です。
11月|複数日程で得点を再現する
- 2月1〜4日のどの日でも同じ問題形式に対応できるようにする
- 学部個別の370点換算で記録する
- 2週間に1回、全学統一または学部個別を通しで解く
- 共通テスト利用者は一般方式の演習を止めない
12月〜1月|出願数より得点相性で絞る
- 全学統一を何日受けるか決める
- 2月7日の学部個別を追加するか決める
- 共通テスト結果で追加方式を判断する条件を事前に決める
- 連戦日の移動・睡眠・復習時間を確保する
- 同志社商・関学商との重複を最終確認する
同志社商・関学商との併願戦略
| 日程 | 主な候補 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2月1〜2日 | 立命館全学統一、関学全学部 | 同日に両大学は受けられないため優先順位が必要 |
| 2月3〜4日 | 立命館全学統一、関学学部個別 | 得点相性と移動を確認 |
| 2月5日 | 同志社全学部、関学英数 | 数学型か同志社第一志望かで分岐 |
| 2月6〜7日 | 関学均等、立命館学部個別 | 連戦疲労と復習時間を考える |
| 2月9日 | 同志社学部個別 | 第一志望者の最終主要機会になりやすい |
立命館は受験機会が多いため、関学・同志社との間を埋める形で出願しやすい大学です。
ただし、日程を埋めることが目的になると、疲労で第一志望の得点が落ちます。
立命館経営学部でやってはいけない出願判断
前年倍率だけで方式を決める
2026年度に4.0倍へ下がった学部個別が、2027年度も同じとは限りません。合格者数が戻れば倍率は上がります。
情報型を「穴場」と決めつける
母数が小さく、認知度が上がれば倍率は急変します。情報Iの実得点を確認してから選びます。
共通テスト3教科型を安全校扱いする
2025・2026年度とも6倍台以上です。個別試験がない分、得点率の高い層が集まります。
全学統一を複数日受ければ必ず有利と考える
受験回数は増えますが、検定料・疲労・他大学との重複があります。過去問得点が安定している日程へ集中する方がよい場合もあります。
予想が外れる主な条件
倍率予想は次の要因で大きく変わります。
- 2027年度の合格者数が前年から大きく変わる
- 情報型の認知が急拡大する
- 関学の新方式へ国公立・数学得意層が流れる
- 同志社・関西大学の志願者動向が変わる
- 共通テストの難易度で併用方式の出願が増減する
- 経営学科と国際経営学科の人気差が変わる
出願直前には、志願者速報だけでなく、過去問の換算得点と残り学習時間を確認します。
よくある質問
2027年度の全学統一方式はいつですか?
2027年2月1日から4日です。出願期間は1月6日から22日、合格発表は2月17日です。
学部個別配点方式はいつですか?
経営学科の学部個別配点方式文系と情報型は、2027年2月7日です。合格発表は2月20日です。
2027年度の倍率は上がりますか?
全学統一は4.3倍前後、学部個別は4.1倍前後を中心に予想しています。前年より合格者数が減れば、志願者横ばいでも倍率は上がる可能性があります。
情報型は受かりやすいですか?
受かりやすいとは断定できません。2026年度は受験者23人・合格者5人の小規模方式で、倍率が大きく変動します。情報Iの実力が明確な人向けです。
全学統一と学部個別は両方受けるべきですか?
第一志望なら両方を検討できます。英語・国語・選択科目の配点換算で、どちらが自分に合うか確認してください。
共通テスト利用は一般方式より簡単ですか?
方式によります。3教科型や併用3教科型は6倍台でした。多科目型の方が倍率が低い場合もあるため、科目数と得点率を合わせて見ます。
まとめ|2027立命館経営は方式別得点で選ぶ
- 2026年度は全学統一4.2倍、学部個別4.0倍だった
- ただし経営学部全体の志願者は5,918人から6,049人へ増えた
- 2027予想は全学統一4.3倍、学部個別4.1倍が中心
- 全学統一は英120・国100・選択100
- 学部個別は選択科目または情報Iが150点
- 情報型は小規模で予測幅が大きい
- 共通テスト3教科型は高倍率を前提に補助機会として使う
- 2月1〜9日の連戦を同志社・関学と一体で設計する
立命館大学経営学部は、受験方式が多いからこそ、選択を誤ると勉強が分散します。倍率が低い方式を探すより、現在の英語・国語・選択科目を換算し、最も総点が高くなる方式を選ぶことが重要です。





