【2026共通テスト平均点速報】理系-30点・文系-24点の大幅難化!高2生が今やるべき「新課程対策」と科目別攻略法【河合塾/東進/駿台分析】
目次
プロローグ:受験界に走った衝撃
今年の共通テストは大学入試センター試験から共通テストへと移行して以来、最大級の衝撃が走りました。河合塾、駿台・ベネッセ(データネット)、東進ハイスクールといった主要予備校から、今年の共通テストの「最終予想平均点」が一斉に発表されたのです。
その結果は、多くの受験関係者の予測を超えた、歴史的な「難化」でした。
「先輩たち、大変そうだなあ」
「ニュースで『難化した』って言ってたけど、自分にはまだ関係ないや」
もし、今この画面を見ている高校2年生のあなたが、そんな他人事のような感想を抱いているとしたら、それはあまりにも危険です。なぜなら、今年のこの結果こそが、新課程入試(君たちが来年受ける試験)の「本来の姿」であり、来年のあなたが直面する「現実」そのものだからです。
2025年度から始まった新課程入試。初年度は移行措置や受験生への配慮から、比較的穏やかな出題でした。しかし、2年目を迎えた今年、その配慮は撤廃され、「思考力・判断力・表現力」を問うという新課程の理念が、容赦なく牙を剥いたのです。
この記事では、本日発表された最新データを詳細に分析し、「なぜ先輩たちは苦戦したのか(原因)」、そして「来年笑うために、今からどう勉強を変えるべきか(対策)」を、どこよりも詳しく、徹底的に解説します。
第1章:【全体分析】「思考力」がないと詰む時代へ
まずは、突きつけられた数字を直視しましょう。今年の平均点は、文系・理系ともに大きく下がりました。特に理系の下落幅は深刻で、多くの受験生の出願戦略を根底から覆す事態となっています。
1. 総合予想平均点の大暴落
予備校各社が出した数値の中でも、約40万人規模という国内最大のデータ母集団を持つ「データネット(駿台・ベネッセ)」および河合塾の数値が、最も標準的な指標となります。
文系(6教科8科目):596点(1000点満点換算)
前年度(620点)と比較して、マイナス24点の大幅ダウンです。
理系(6教科8科目):603点(1000点満点換算)
前年度(633点)と比較して、マイナス30点という衝撃的な下落幅を記録しました。
2. 「2年目のジンクス」とは何か?
なぜ、ここまで平均点が下がったのでしょうか?教育測定論の観点から見ると、学習指導要領改訂後の「2年目」に平均点が下落する現象は、過去のセンター試験時代から頻繁に観測されてきた「ジンクス」でもあります。
初年度(2025年):
浪人生への配慮や、新制度への混乱を防ぐため、比較的オーソドックスで解きやすい問題が多く、平均点は高めに推移しました。
2年目(2026年):
「もう慣れただろう」という前提のもと、新課程が本来意図する「思考力・判断力・表現力」を問う高度な出題形式が本格化しました。
今年の結果は、単なる「問題が難しかった」ではなく、「日本の大学入試が求める能力が変わった」という構造的な変化を意味しています。単に「知識」があるだけでは太刀打ちできず、資料読解や論理的思考を要する問題が増加したことが、平均点を1000点満点で約3%(30点相当)押し下げる要因となりました。
第2章:【科目別詳細分析】先輩はここで落とした!具体的な「敗因」
では、具体的にどの科目が難化し、どんな問題が受験生を苦しめたのでしょうか?「なんとなく難しかった」では対策になりません。合否を分けた主要科目の詳細を、具体的な出題内容とともに分析します。
1. 数学IA:「誘導」の森で迷子になる受験生
予想平均点:47点(前年比 -6.5点)
数学は文系・理系双方にとって「鬼門」となりましたが、特に数学IAの難化が顕著でした。河合塾・東進・代ゼミなど全社が「難化」と判定しました。特徴的だったのは、「計算量自体は減少したものの、考察時間が増大した」という点です。具体的には以下の出題が壁となりました。
「データの分析」の質的変化:
これまでの計算中心の問題から、箱ひげ図や散布図の読み取りに加え、定性的な理解を問う出題へとシフトしました。「計算すれば出る」ではなく「グラフの意味を言語化できるか」が問われ、時間を浪費しました。
「場合の数と確率」のシミュレーション:
リーグ戦形式の対戦をシミュレーションする問題が出題されました。丁寧な誘導がついているものの、その誘導の意図を早期に見抜けない場合、かえって手順の多さを感じさせ、完答を阻む要因となりました。「誘導に乗る力」がなければ、いくら計算が速くても時間内に解き終わらない構造になっています。
※一方で、数学IIBCは平均54点(+2.4点)と微増しました。こちらは「図形と方程式」の円束問題など、典型的な解法枠組みで処理できる出題が中心でした。
2. 理科:「物理ショック」と「化学の揺り戻し」
理科(専門)は科目間の難易度格差(ボラティリティ)が極めて大きい結果となりました。
物理:46点(前年比 -13点)→ 大幅難化
受験界で「物理ショック」とも呼ばれる事態です。思考力を問う設定が深まり、現象理解の本質を突く出題が増えたことで、公式暗記のみに頼る学習層が淘汰されました。
化学:57点(前年比 +12点)→ 大幅易化
昨年の歴史的難化(45点台)からの反動で、基礎的な理解があれば高得点が狙えるセットとなりました。
物理と化学の間には約11点の平均点差が生じましたが、得点調整の対象となる「20点差」には届かない見込みであり、物理選択者は厳しい戦いを強いられています。
3. 情報I:新科目の「洗礼」
予想平均点:57点(前年比 -12点)
2025年度の導入初年度(平均約70点)の配慮が撤廃され、本来の難易度へと調整されました。
プログラミング:
「ゲームの待ち時間シミュレーション」など、実践的な論理的思考を要する問題が出題されました。
データの活用:
「桜の開花予想」をテーマに、データを読み解く読解力が問われました。
これらの問題は、単なる用語暗記では絶対に対応できません。「プログラミング的思考」の経験値が問われる内容であり、全予備校が「難化」と判定しました。
4. 地理歴史・公民:「資料読解」が勝負の分かれ目
地歴公民分野では、総じて「資料読解」の比重が高まっています。
歴史総合・世界史探究:61点(前年比 -5点)→ 難化
複数の資料を読み解く問題が増加しました。特に話題となったのが、漫画『ベルサイユのばら』が資料として採用された出題です。新奇性のある出題でしたが、資料間の比較検討に時間を要し、難化しました。
歴史総合・日本史探究:62点(前年比 +5点)→ 易化
こちらは基本的な知識で対応可能な範囲であり、易化傾向でした。
公共・倫理:65点(前年比 +5点)→ 易化
歴史総合の分野では、近現代史の理解に加え、資料から情報を読み取るリテラシーが重視される傾向が定着しています。
5. 英語:リスニングの「マルチタスク」地獄
英語においても、読解と聴解で明暗が分かれました。
リーディング:63点(前年比 +5点)→ 易化
総語数は約6000語レベルと依然として膨大ですが、設問が素直になり、必要な情報を特定しやすくなりました。
リスニング:55点(前年比 -6点)→ 難化
こちらは難化しました。音声情報と同時に、グラフやワークシートなどの視覚情報を処理する量が増加し、統合的な処理能力(マルチタスク能力)への要求水準が上がったことが要因です。また、非ネイティブスピーカーの音声が含まれるなど、多様性への対応も求められました。
第3章:【高2生への対策】「思考力重視」を攻略する3つの具体的メソッド
第1章・第2章の分析から分かる通り、来年の共通テストで求められるのは「暗記」ではなく「情報処理」と「論理的思考」であることが明確になりました。「難しかった」で終わらせず、明日から実行できる具体的な対策を3つ提示します。
メソッド① 数学:「誘導に乗る」ための言語化トレーニング
数学IAの難化要因は「計算力不足」ではなく「誘導の読み解き不足」でした。ただ問題を解くだけでは、この力はつきません。
【明日からのアクション】
普段の演習(青チャートやFocus Goldなど)で、解説を読む際に「なぜ、この一行目の式変形が必要だったのか?」を自分の言葉で説明できるようにしてください。
- 「問題文の『最大値を求めよ』という言葉から、平方完成か微分を連想する」
- 「『交点』という言葉から、連立方程式を立てる」
といった思考のトリガー(引き金)を意識することで、本番の初見問題の誘導意図が見抜けるようになります。
メソッド② 地歴・英語:「複数資料」のリンク読み
世界史で『ベルサイユのばら』が出たり、英語リスニングでグラフが出たりしたことで苦戦したのは、「複数の資料(グラフ・文章・会話)を照らし合わせる力」が足りなかった層です。
【明日からのアクション】
地歴:
教科書の本文だけでなく、「資料集」のグラフや風刺画を必ずセットで見てください。「この条約の時、経済グラフはどう動いていたか?」という横のつながりを意識することが、新課程の「歴史総合」攻略の鍵です。
英語リスニング:
音声を流す前に、必ず問題用紙の図表を「先読み」する癖をつけてください。「何を聞き取ればいいか」というアンテナを張ってから聞く、この手順の徹底がマルチタスク負荷を下げます。
メソッド③ 情報・理科:「定義」への回帰と「論理構築」
物理ショックや情報の難化で明らかになったのは、公式暗記の脆さです。
【明日からのアクション】
物理・化学:
公式を丸暗記する前に、教科書の「定義(言葉の意味)」を他人に説明できるまで読み込んでください。「なぜその式が成り立つのか」という原理原則の理解が、難化した試験での唯一の命綱になります。
情報I:
プログラミング問題は「習うより慣れろ」です。高3になってから詰め込むのではなく、今のうちに簡単なアルゴリズムの問題に触れ、「手順(ロジック)を組み立てる脳」を作っておきましょう。「桜の開花予想」のようなデータ活用問題は、日頃からニュースのグラフを見て「ここから何が言えるか?」を考えるだけでも訓練になります。
第4章:志望校別・高2冬時点での「合格目標ライン」
「では、今の自分は何点取れればいいのか?」今回の難化を踏まえた、高2冬時点での現実的な目標ライン(目安)をお伝えします。
① 京都大学・東京大学・国公立医学部 志望
トップ層は、難化したと言えども基礎が完成しています。
英語(R):80点以上
(易化した今年は落とせません)
数学IA:70点前後
(難化しても、誘導に乗れれば7割は堅いです)
国語:140点以上
② 大阪大学・神戸大学・難関国公立 志望
英語(R):60点〜70点
数学IA:50点〜60点
(平均点+αを目指しましょう)
③ 関関同立・MARCH・地方国公立 志望
英語(R):50点
(まずは半分。基礎単語の徹底)
数学IA:40点〜50点
(大問の前半を確実に取る)
⚠️ 重要な警告
もし、このラインより20点以上低い場合(例:阪大志望で英語30点)。それは「まだ習っていない」からではありません。「中学レベル〜高1レベルの基礎が崩壊している」という、客観的なデータからの警告です。高3になってから基礎をやっている時間は、物理的に存在しません。
第5章:さいごに:君だけの「戦略」を持とう。
今年のデータが示す事実は残酷です。「とりあえず学校の授業を聞いて、直前に過去問をやればなんとかなる」そんな時代は完全に終わりました。
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- 圧倒的な基礎力(定義・原理の理解)
- 情報処理能力(誘導に乗る・資料を読み解く)
- 戦略的学習計画(全科目のバランスを整える)
この3つが不可欠です。
これらを自分ひとりで管理するのは至難の業です。だからこそ、「高2の今(1月)」からプロと一緒に戦略を立てる必要があります。
現論会 大阪梅田校と四条烏丸校では、
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