今の高2は2028年度受験
2026年11月時点の高校2年生は、通常2028年4月に入学するための入試、つまり2028年度入試を受ける学年です。2027年度入試の科目や配点が、そのまま自分の入試に当てはまるとは限りません。
11月に確認しておくのは、次の3点です。制度の細部は、大学が公表する募集要項・入試要項で確認してください。塾や予備校の説明だけで決めないようにします。
- 志望学部が、どの方式(一般・共通テスト利用・推薦)で受験できるか
- 必要な科目と、理科・社会の選択が必要かどうか
- 英語外部検定を利用できるか、利用する場合の取得期限
編集部の提案
6週間を6つの役割に分ける
表は、2026年11月9日(月)から12月20日(日)までの6週間を例にしています。冬休みの開始日・定期考査の日程は学校によって違うため、前後にずらして使ってください。
| 週 | 期間 | 役割 | 英数の具体例 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 11/9〜11/15 | 現状把握 | 英語・数学それぞれ、教科書の例題レベルで10問ずつ解き、止まった単元を書き出す |
| 2週目 | 11/16〜11/22 | 基礎穴の補修① | 英語は文型と時制、数学は2次関数など、1週目で止まった単元の基本例題に戻る |
| 3週目 | 11/23〜11/29 | 基礎穴の補修② | 補修①の類題を解き、学校課題の提出物を先に終わらせる |
| 4週目 | 11/30〜12/6 | 定期考査と両立 | 定期考査の範囲を優先。受験基礎は1日15分だけ継続する |
| 5週目 | 12/7〜12/13 | 小テストで確認 | 英数各10問の小テスト。できなかった単元だけを戻す |
| 6週目 | 12/14〜12/20 | 冬休みへの接続 | 冬休み最初の5日でやる単元と問題数を決め、教材を1冊に絞る |
週
1週目
期間
11/9〜11/15
役割
現状把握
英数の具体例
英語・数学それぞれ、教科書の例題レベルで10問ずつ解き、止まった単元を書き出す
週
2週目
期間
11/16〜11/22
役割
基礎穴の補修①
英数の具体例
英語は文型と時制、数学は2次関数など、1週目で止まった単元の基本例題に戻る
週
3週目
期間
11/23〜11/29
役割
基礎穴の補修②
英数の具体例
補修①の類題を解き、学校課題の提出物を先に終わらせる
週
4週目
期間
11/30〜12/6
役割
定期考査と両立
英数の具体例
定期考査の範囲を優先。受験基礎は1日15分だけ継続する
週
5週目
期間
12/7〜12/13
役割
小テストで確認
英数の具体例
英数各10問の小テスト。できなかった単元だけを戻す
週
6週目
期間
12/14〜12/20
役割
冬休みへの接続
英数の具体例
冬休み最初の5日でやる単元と問題数を決め、教材を1冊に絞る
6週間で「英数を完成させる」のではありません。穴の場所を特定し、冬休みの最初に戻る単元を決めるのがゴールです。完成を目標にすると、12月に詰め込みすぎて、定期考査と衝突します。
4週目は定期考査の時期を想定した例です。考査が別の週にある学校では、該当する週と入れ替えてください。
各週の終わりに、10分だけ振り返りを入れます。「予定していた問題数」「実際に解いた問題数」「説明できなかった単元」の3つを記録します。記録がなければ、5週目の小テストで戻る場所が決まりません。
平日90分・休日180分の組み方
例として、平日90分×5日=450分(7時間30分)、休日180分×2日=360分(6時間)、合計13時間30分の週を考えます。この数字には学校課題の時間を含みます。含めたうえで、予備を1時間引きます。
| 項目 | 時間 | 計算 |
|---|---|---|
| 平日(5日) | 7時間30分 | 90分×5=450分 |
| 休日(2日) | 6時間 | 180分×2=360分 |
| 週の合計 | 13時間30分 | 450分+360分=810分 |
| うち学校課題 | 1時間40分 | 平日20分×5=100分 |
| うち予備 | 1時間 | 崩れた日の埋め合わせ |
| 教科の学習に使える時間 | 10時間50分 | 13時間30分−1時間40分−1時間 |
項目
平日(5日)
時間
7時間30分
計算
90分×5=450分
項目
休日(2日)
時間
6時間
計算
180分×2=360分
項目
週の合計
時間
13時間30分
計算
450分+360分=810分
項目
うち学校課題
時間
1時間40分
計算
平日20分×5=100分
項目
うち予備
時間
1時間
計算
崩れた日の埋め合わせ
項目
教科の学習に使える時間
時間
10時間50分
計算
13時間30分−1時間40分−1時間
10時間50分の配分例は、英語4時間、数学3時間30分、他科目2時間、復習1時間20分です。合計は10時間50分になります。国公立志望なら理科・社会の入口を週1時間だけ入れる、私立文系なら国語か地歴を2時間のうちに入れる、といった調整をします。
学校課題が多い週は、教科の学習時間を削るのではなく、学校課題の見積もりを先に修正します。「数学のプリント2枚で40分」など、実際にかかった時間を1週間記録すると、次の週の見積もりが現実的になります。
計算の注意
時間の合計から先に決める
「英数を増やしたい」と思う前に、週の合計時間と学校課題の実測を出します。数字が分かると、無理のない6週間に落とせます。
四条烏丸校の相談を見る答案や学習予定をもとに、今の課題を相談できます。
定期考査を先に置く記入表
計画が崩れる原因の多くは、定期考査の2週間前に慌てることです。先に考査の日程と範囲を書き、そこから逆算して6週間を置き直します。
定期考査・行事の記入欄
考査の2週間前からは、受験基礎を1日15分に減らす週として先に予定に入れます。
定期考査の日程(教科ごと)
考査の出題範囲(科目ごと)
提出物と締切(ワーク・レポート)
部活・学校行事(12月まで)
考査勉強を始める日(2週間前)
冬休みの開始日と終了日
印刷して書き込むか、ノートに同じ行を作って埋めてください。
記入したら、4週目(11/30〜12/6)を考査準備に寄せます。この週は英数の新規範囲を止め、考査範囲のワークと、1日15分の受験基礎だけにします。全部を止めると、12月に戻るのが重くなるためです。
高2の定期考査は、評定に関わります。評定は推薦・総合型選抜の出願条件になることがあるため、全面放棄は勧めません。ただし、考査の順位を上げることと、受験基礎を積むことは別です。両方を同じ週に詰めないようにします。
英数に一律で寄せない調整
「高2の11月は英数」とよく言われますが、全員が同じ配分でよいわけではありません。志望科目と学校の進度で変えます。
| 状況 | 英数の扱い | 加える調整 |
|---|---|---|
| 国公立理系・医学部志望 | 英数は維持。数学は学校の進度に合わせて先取りを急がない | 理科の入口を週1時間。計算演習は数学の中で兼ねる |
| 国公立文系 | 英語を軸に、数学は共通テスト範囲を週1時間 | 国語(古文)と社会の開始を週1時間ずつ |
| 私立文系 | 英語4時間・国語2時間を中心に。数学は使う場合のみ | 地歴の用語確認を週30分 |
| 私立理系 | 英数理の3科目を均等に近づける | 理科は使う科目数と配点を確認してから時間を置く |
状況
国公立理系・医学部志望
英数の扱い
英数は維持。数学は学校の進度に合わせて先取りを急がない
加える調整
理科の入口を週1時間。計算演習は数学の中で兼ねる
状況
国公立文系
英数の扱い
英語を軸に、数学は共通テスト範囲を週1時間
加える調整
国語(古文)と社会の開始を週1時間ずつ
状況
私立文系
英数の扱い
英語4時間・国語2時間を中心に。数学は使う場合のみ
加える調整
地歴の用語確認を週30分
状況
私立理系
英数の扱い
英数理の3科目を均等に近づける
加える調整
理科は使う科目数と配点を確認してから時間を置く
この表の時間は、必要科目と現在の状況に合わせて調整するための例です。国公立文系でも数学の必要度は学部で変わり、私立理系でも理科を使う科目数は方式で変わります。
方向性を先に決めすぎて、学校の考査と二重の負担になる状態も避けたいところです。先取りの範囲は、学校の進度と考査日程に合わせて決めます。考査前は新しく先取りを始めず、授業の復習に切り替えると無理がありません。
英数に寄せすぎて国語や理科を完全に止めると、3月にゼロから始めることになります。週30分でもよいので、必要な科目を長期間空白にしないことが、6週間の計画では重要です。
四条烏丸校で確認できること
現論会 四条烏丸校の公式サイトでは、年間の学習計画をもとに、日々の学習を具体化する方針が説明されています。6週間の計画も、この考え方に沿って「年間→月→週→日」の順で落とすと崩れにくくなります。
担当者・空席・料金・利用条件は時期によって変わるため、最新の内容は校舎へお問い合わせください。教室の所在地や指導の考え方は、公式ページで確認できます。相談では、週の合計時間と考査の日程を持ち寄り、6週間の週割りを持ち帰ることを目標にします。
- 公式サイトで確認できること:年間計画から日々の学習を具体化する方針、教室の所在地
- 相談で確認すること:平日と休日の時間配分、考査前の減らし方、冬休み最初の5日の使い方
- 校舎に問い合わせる内容:担当、空席、料金、利用条件
教室の案内は四条烏丸校の公式ページで確認できます。訪問前に最新の案内を見てください。
よくある質問
6週間で英数を完成させる必要がありますか?
完成を目標にすると、12月に詰め込みすぎます。6週間のゴールは、止まった単元を特定し、冬休みの最初の5日で戻る場所を決めることです。小テストで説明できなかった単元だけを、冬休みに持ち越してください。
定期考査は捨ててもよいですか?
高2では勧めません。評定が推薦・総合型選抜の出願条件に関わることがあります。考査の2週間前は考査範囲を優先し、受験基礎を1日15分だけ残す形にします。完全に止めると、12月の再開が重くなります。
英数だけやればよいですか?
志望科目と学校の進度で変わります。国公立なら理科・社会の入口を週1時間、私立文系なら国語か地歴を週2時間入れるなど、必要な科目を長期間空白にしないようにします。英数に一律で寄せると、長期間触れない科目が出ます。
冬期講習は6週間の計画に入れますか?
この記事では、講座を増やす前提にしていません。冬期講習の必要性は別の記事で扱っています。入れる場合は、講習の時間を週の合計から先に引き、学校課題と予備の時間が残るかを確認してから決めてください。
まとめ
高2の11月から冬休みまでは、6週間を6つの週に分けます。現状把握、基礎穴の補修(2週)、定期考査と両立、小テスト、冬休みへの接続です。平日90分・休日180分なら週13時間30分、学校課題と予備を引いて教科に使えるのは10時間50分という計算になります。
定期考査の日程を先に記入し、考査2週間前は受験基礎を1日15分に減らします。英数に一律で寄せず、志望科目と学校の進度で配分を変える。6週間の終わりには、冬休み最初の5日で戻る単元を1つか2つに絞ってください。
2学期全体の進め方は高2の2学期にやるべきことに、冬休みの30日計画は高2冬休みの勉強法にまとめています。
参考・公式情報
現論会で相談するときに持ってくるとよいもの
6週間の計画は、時間の合計と学校行事を先に出すと崩れにくくなります。相談では次の5点があると、週割りをその場で具体化できます。
答案と成績表は原本かコピー、学習記録はメモで構いません。点数より「どこで止まったか」が分かる形だと話が進みます。






