カレンダーの空いている日に出願先を足すと、受験回数は増やせます。ただし、その日程で毎回十分に準備できるかは別に確認したいところです。関関同立の併願日程を決めるときは、試験日だけでなく、会場までの移動と、帰宅後から翌朝までを一緒に書き出しましょう。
この記事では「3日連続は必ず避ける」「何回が最適」と一律には決めず、本人の条件で比べる手順を示します。実際の日程は親記事の関関同立一般入試日程、出願・発表・手続の期限は併願プランの整理表で確認してください。
最初に、追加する一回の目的を言葉にする
候補を残す前に、何のために受けるのかを一行で書きます。「学びたい学部の別方式」「入学を検討できる別大学」「得意科目が生きる方式」など、本人が説明できるかを確認します。通学や学びの希望を満たさない受験を、回数だけで追加しないことが大切です。
| 確認すること | 記入欄 |
|---|---|
| 合格したら入学を検討できるか | __ |
| この学部・方式を選ぶ理由は何か | __ |
| 必要科目と配点を公式要項で確認したか | 資料名・確認日__ |
| 既存の準備と違う課題が何か | __ |
| この一回を足すと、前後の何を調整するか | __ |
確認すること
合格したら入学を検討できるか
記入欄
__
確認すること
この学部・方式を選ぶ理由は何か
記入欄
__
確認すること
必要科目と配点を公式要項で確認したか
記入欄
資料名・確認日__
確認すること
既存の準備と違う課題が何か
記入欄
__
確認すること
この一回を足すと、前後の何を調整するか
記入欄
__
特定の方式が得意科目に有利かは、配点だけでなく問題との相性や過年度の結果なども参考に検討します。別日程なら問題難度も同じとは限らず、単純に受験回数を足し合わせて合格確率を計算することはできません。
三つの仮想プランを比較する
以下のA・B・C大学と日程は、説明用の架空設定です。実在大学の2027年度日程ではありません。本人の志望先がその日を選べるかは、必ず公式の学部・方式別日程で確認してください。
| プラン | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 受験回数 | 比べる点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A:3日連続 | A大学 | B大学 | C大学 | 予備日 | 3回 | 2日目の帰宅が遅くても3日目の準備ができるか |
| B:間に1日 | A大学 | B大学 | 受験なし | C大学 | 3回 | C大学の別日程が実際に選べるか、滞在が延びるか |
| C:優先する2回 | A大学 | 受験なし | C大学 | 予備日 | 2回 | Bを外す理由と、代わりに確保する準備時間 |
プラン
A:3日連続
1日目
A大学
2日目
B大学
3日目
C大学
4日目
予備日
受験回数
3回
比べる点
2日目の帰宅が遅くても3日目の準備ができるか
プラン
B:間に1日
1日目
A大学
2日目
B大学
3日目
受験なし
4日目
C大学
受験回数
3回
比べる点
C大学の別日程が実際に選べるか、滞在が延びるか
プラン
C:優先する2回
1日目
A大学
2日目
受験なし
3日目
C大学
4日目
予備日
受験回数
2回
比べる点
Bを外す理由と、代わりに確保する準備時間
同じ3回でも、会場が近い場合と、都市をまたぐ場合では負担が変わります。Bの空白日も、長い移動があれば休息だけの日にはなりません。Cは回数を一回減らすため、準備の余裕と受験機会の減少の両方を比べます。この表のどれかを全員の正解にする必要はありません。
図解1 仮想4日カレンダー
各列の日程は、本人の公式日程で置き換えて使います。
移動は「駅から駅」だけで計算しない
自宅や宿泊先を出てから、会場の指定場所へ到着するまでを分けます。最寄駅に着いてから校門まで歩き、さらに建物や教室へ進む時間もあります。大学名が同じでも、受験会場が希望したキャンパスになるとは限りません。受験票や大学の指定を確認してください。
| 区間・条件 | 所要時間・確認内容 |
|---|---|
| 自宅・宿泊先→出発駅 | __分 |
| 交通機関・乗換 | __分/乗換__回 |
| 到着駅→指定会場 | __分 |
| 建物・受付・指定教室への移動 | __分 |
| 混雑・遅延を考えた余裕 | __分 |
| 合計と出発時刻 | __分/__時__分 |
| 入室終了時刻と根拠 | __時__分/公式資料__ |
区間・条件
自宅・宿泊先→出発駅
所要時間・確認内容
__分
区間・条件
交通機関・乗換
所要時間・確認内容
__分/乗換__回
区間・条件
到着駅→指定会場
所要時間・確認内容
__分
区間・条件
建物・受付・指定教室への移動
所要時間・確認内容
__分
区間・条件
混雑・遅延を考えた余裕
所要時間・確認内容
__分
区間・条件
合計と出発時刻
所要時間・確認内容
__分/__時__分
区間・条件
入室終了時刻と根拠
所要時間・確認内容
__時__分/公式資料__
架空の例として、家から駅15分+乗車・乗換55分+駅から会場20分+会場内移動10分+余裕20分=120分です。入室終了が9:30で、本人が9:00到着を目標に置くなら、出発は7:00になります。時刻・余裕は計算例であり、大学の集合時刻や推奨到着時刻ではありません。本人の受験票と当日の案内に置き換えます。
図解2 120分の移動例
合計 120分(架空の計算例)
入室終了9:30/9:00到着を目標に置く場合、出発は7:00。大学の集合時刻や推奨到着時刻ではありません。
帰路は、試験終了時刻から会場を出られるまで、混雑、食事の確保も含めて見積もります。行きと同じ時間で必ず帰れるとは限りません。遠方受験なら、宿泊先への移動も一つの区間として書きます。
帰宅後から翌朝までに、何を入れられるか
連続受験で見落としやすいのは夜の予定です。帰宅後に過去問を一本解く予定を置く前に、食事・入浴・翌日の持ち物・休息を確保します。学習時間だけを先に埋めると、予定が重なります。
| 時刻 | 帰宅18:00の架空例 |
|---|---|
| 18:00–19:00 | 食事・休息 |
| 19:00–19:20 | 翌日の受験票・筆記具・経路を確認 |
| 19:20–19:40 | 当日の気付きと翌日に見る項目を短く整理 |
| 19:40–20:10 | 入浴 |
| 20:10–20:30 | 必要なら既習事項の確認。負担なら休息 |
| 20:30–22:00 | 休息・就寝準備 |
| 22:00–6:00 | 睡眠を置いた例 |
時刻
18:00–19:00
帰宅18:00の架空例
食事・休息
時刻
19:00–19:20
帰宅18:00の架空例
翌日の受験票・筆記具・経路を確認
時刻
19:20–19:40
帰宅18:00の架空例
当日の気付きと翌日に見る項目を短く整理
時刻
19:40–20:10
帰宅18:00の架空例
入浴
時刻
20:10–20:30
帰宅18:00の架空例
必要なら既習事項の確認。負担なら休息
時刻
20:30–22:00
帰宅18:00の架空例
休息・就寝準備
時刻
22:00–6:00
帰宅18:00の架空例
睡眠を置いた例
これは個人の生活・必要な睡眠・試験時刻に合わせて変える例です。帰宅が20時へずれた場合、すべてを2時間後ろへ移すと就寝も遅れます。そのときは重い復習を翌日以降へ回す、学習枠を短くするなど、削るものを決めておきます。休息が必要な日は、確認学習を行わない選択もできます。
当日の問題は、持ち帰りが認められた冊子や記憶した難所を使います。前日の点数やSNSの難化情報を長く追い続けるより、「明日は設問の否定語を確認する」など次の行動に直結する一項目を残して切り上げる方法もあります。結果の推測を正確な自己採点として扱わないようにしましょう。
3日連続を決める前のチェック
| 観点 | 確認する問い | 未確認なら行うこと |
|---|---|---|
| 目的 | 3回とも進学先として検討できるか | 学部・学び・通学条件を確認 |
| 準備 | 方式ごとに必要な課題を終えられるか | 過去問・科目の追加負担を記入 |
| 移動 | 2日目の夜と3日目の朝がつながるか | 帰宅・出発・休息を時刻で置く |
| 会場 | 受験票に示された会場を確認したか | キャンパス名・建物・入室時刻を照合 |
| 代替案 | 別日程や回数変更を選べるか | 本人の学部・方式の公式日程へ戻る |
| 費用・手続 | 検定料・宿泊・手続期限を共有したか | 本人の公式規定で金額・期限を確認 |
観点
目的
確認する問い
3回とも進学先として検討できるか
未確認なら行うこと
学部・学び・通学条件を確認
観点
準備
確認する問い
方式ごとに必要な課題を終えられるか
未確認なら行うこと
過去問・科目の追加負担を記入
観点
移動
確認する問い
2日目の夜と3日目の朝がつながるか
未確認なら行うこと
帰宅・出発・休息を時刻で置く
観点
会場
確認する問い
受験票に示された会場を確認したか
未確認なら行うこと
キャンパス名・建物・入室時刻を照合
観点
代替案
確認する問い
別日程や回数変更を選べるか
未確認なら行うこと
本人の学部・方式の公式日程へ戻る
観点
費用・手続
確認する問い
検定料・宿泊・手続期限を共有したか
未確認なら行うこと
本人の公式規定で金額・期限を確認
チェックの個数で機械的に可否を決める表ではありません。一つでも大きな未確認事項があれば、そこを先に解消します。特に、会場と入室時刻の誤認は、勉強時間の工夫では埋められません。
保護者とは、本人が「受験の目的・準備」、保護者が「移動・費用・手続の再確認」を担当するなど分担できます。誰がいつ確認したかまで一行に残すと、二人とも相手が済ませたと思う行き違いを減らせます。費用や返還条件の詳細は、各大学・方式の正式規定で確認してください。
よくある質問
3日連続は避けるべきですか。
一律には決められません。必要な受験機会、準備、移動、本人の負担を比べます。日程上可能であることだけで決めないのがこの記事の手順です。
一日空ければ十分ですか。
空いた日に移動や別試験の準備が入ることもあります。予定の中身を見て判断してください。
受験回数が多いほど安心ですか。
検討できる進学先が増える一方、準備・費用・移動の負担も増えます。回数だけでなく、一回ずつ受ける理由を説明できるか確認しましょう。
今日やること
候補日程のうち、最も移動が重い日の「試験終了→帰宅→翌日の出発」を一列に書いてください。実行が難しければ、別日程・移動方法・受験回数のどこを変えられるか、公式情報に戻って検討します。成績表・希望学部・候補カレンダーを持参すると、学習計画と併願を一緒に相談できます。
出典・公式情報
情報確認日:2026年11月5日
この記事の位置づけ
親記事【2027】関関同立一般入試日程|学部別・併願カレンダーの実践編です。本文で扱った手順を、目的別に抜き出してまとめています。



