2027共通テスト日程と
夏対策
目次
はじめに:日程確認は「ただの予定確認」ではない
現論会 大阪梅田校・四条烏丸校です。
2027年度入試を受ける高3生にとって、大学入学共通テストの日程確認は「ただの予定確認」ではありません。本試験日から逆算して、夏休み・秋・直前期に何を優先するかを決めるための出発点です。
高3生に残された時間は思っているより短いです。ただし、焦って全科目を中途半端に進める必要はありません。大切なのは、共通テスト本番から逆算して「今やるべきこと」と「後回しにしてよいこと」を分けることです。
この記事では、2027共通テストの日程、受験生が確認すべきポイント、夏から本番までの勉強戦略を、関西の国公立大・関関同立・医学部志望者向けに整理します。
結論:2027共通テストは1月16日・17日予定
2027年度入試の受験生が最初に確認すべきなのは、共通テスト本試験日です。令和9年度大学入学共通テストは、大学入試センター公式情報で以下の日程が示されています。
2027年度 共通テスト日程
2027年1月16日(土)・17日(日)
2027年1月23日(土)・24日(日)
ここで注意したいのは、「2027年度入試」と「令和9年度試験」は同じ受験年度を指すという点です。高校3年生が2027年1月に受ける共通テストは、令和9年度大学入学共通テストです。
毎年この年度表記で混乱する受験生がいます。大学公式サイトや募集要項では「令和9年度入学者選抜」「2027年度入試」「2027年入試」と表記が混在します。情報を調べるときは、必ず「自分が受ける入試年度なのか」を確認してください。
2027共通テストで確認すべき3つのポイント
2027共通テスト対策では、日程だけでなく、出願・受験上の配慮・各大学の利用方法まで確認する必要があります。
1. 本試験日から逆算する
共通テストは1月中旬に実施されます。高3の6月時点から見ると、残りは約7か月です。
ここで多い失敗は、夏休みからいきなり共通テスト形式の問題だけを解き続けることです。形式演習は必要ですが、基礎が固まっていない状態で演習だけ増やしても、点数は安定しません。
2. 追・再試験の日程も確認する
追・再試験は、体調不良ややむを得ない事情がある場合に関係する日程です。通常の受験生は本試験を受ける前提で準備しますが、日程として存在することは知っておきましょう。
最初から追試験を前提にした学習計画を立てるのはおすすめしません。本試験で実力を出し切ることを前提に、生活リズム・睡眠・体調管理を整えることが大切です。
3. 志望大学が共通テストをどう使うかを見る
共通テストは、すべての大学で同じ扱いをされるわけではありません。国公立大学では共通テストと個別試験の配点比率が大学・学部ごとに異なります。私立大学でも、共通テスト利用入試、共通テスト併用方式、一般入試との組み合わせなど使い方はさまざまです。
京大・阪大・神大・大阪公立大・京都府立大・関関同立などで、共通テストの比重は大きく異なります。「共通テストで何割を取るか」だけでなく、「志望校の合否にどれだけ影響するか」を見る必要があります。
夏までにやるべき共通テスト対策
2027共通テストで安定して得点するためには、夏までの準備が重要です。夏休みは長く見えますが、全科目をゼロから完成させるには短すぎます。
英語は単語と構文を先に固める
共通テスト英語リーディングは、文章量が多く、情報処理の速さが求められます。しかし、英単語が曖昧なまま長文演習だけをしても、読むスピードは上がりません。
大切なのは「見たことがある」ではなく「即答できる」状態にすることです。英単語は、1語1訳だけでなく、文中でどう使われるかまで確認しましょう。特に共通テストでは、難単語よりも基本単語の多義語や言い換え表現で差がつきます。
英文解釈も軽視できません。共通テストは和訳問題ではありませんが、文構造を取れないと、速く読むことも正確に読むこともできません。
数学は「解法暗記」から「選択判断」へ
共通テスト数学では、典型問題をただ解けるだけでは不十分です。問題文が長く、誘導に沿って必要な情報を読み取り、どの公式・考え方を使うかを判断する力が必要です。
解答を丸暗記するのではなく、次の3点を意識してください。①問題の条件は何か、②最初に何を置くべきか、③別解や誘導がある場合どちらが速いか。
夏休み前半までは基礎の完成、夏休み後半から共通テスト形式の演習へ移る流れがおすすめです。
国語は「感覚読み」をやめる
共通テスト国語で点数が安定しない受験生の多くは、本文を感覚で読んでいます。現代文では、筆者の主張・対比・具体例・結論を線で追う必要があります。古文では単語・文法・主語把握が、漢文では句法と語彙を夏までに固めることが優先です。
国語は「直前に伸びにくい」と言われますが、正しく対策すれば安定します。短時間でも継続して本文の読み方を修正することが大切です。
関西の受験生が意識すべき志望校別戦略
京大・阪大・神大志望
京大・阪大・神大を目指す場合、共通テストだけで合否が決まるわけではありません。しかし、共通テストで失点が大きいと、二次試験で取り返す負担が増えます。
神大や大阪公立大など共通テストの比重が比較的大きい学部では、共通テスト対策を後回しにしすぎるのは危険です。一方、京大・阪大志望者は、夏から共通テストだけに寄せすぎず、二次試験につながる基礎力を作りながらバランスを取ることが必要です。
関関同立志望
関関同立志望者でも、共通テストは無関係ではありません。共通テスト利用入試や併用方式を活用できる場合、一般入試前に合格可能性を広げることができます。
私大専願の受験生が共通テスト対策に時間を使いすぎると一般入試対策が薄くなります。英語・国語・社会または数学の一般入試対策を軸にしながら、共通テスト利用を補助的に使う戦略が現実的です。
医学部志望
医学部志望者にとって、共通テストは非常に重要です。国公立医学部では、共通テストで高得点を求められる大学が多く、1科目の失点が大きく響くことがあります。
苦手科目を放置しないことが最優先です。英数理が得意でも、国語や社会で大きく失点すると総合点で不利になる可能性があります。夏までに全科目の最低ラインを引き上げる意識を持ちましょう。
2027共通テストまでの月別ロードマップ
ここからは、6月以降の勉強計画を月別に整理します。
現状把握と基礎の穴埋め
模試や学校の成績を見て、自分の弱点を把握する時期です。点数が取れていない原因を分解しましょう。英語なら単語不足なのか構文不足なのか、数学なら公式暗記不足なのか計算ミスなのか。原因が違えば対策も変わります。
夏休み前に優先順位を決める
夏休みの計画を決める時期です。全科目を同じだけ勉強しようとすると失敗しやすいです。優先すべきは、配点が高い科目・伸びしろが大きい科目・放置すると危険な科目です。夏に何を終わらせるかを具体的に決めておきましょう。
演習量を増やす
基礎確認と演習を組み合わせる時期です。演習量だけを増やして復習しないのは危険です。解いた後の分析が大切です。なぜ間違えたのか、時間が足りなかったのか、知識が抜けていたのか。同じミスを防ぐには何を変えるべきかを考えましょう。
形式慣れを本格化する
共通テスト形式の問題に触れる回数を増やします。国公立志望者は共通テストと二次試験のバランスを調整しましょう。私大志望者は共通テスト利用を使うかどうかで対策量を決めましょう。
得点を安定させる
新しい参考書を増やすより、得点を安定させることが大切です。過去問や予想問題を使い、時間配分・解く順番・見直し方法を固定していきます。本番と同じ時間で解く練習を増やしましょう。
よくある質問
2027共通テストはいつですか?
令和9年度大学入学共通テストの本試験は、2027年1月16日(土)・17日(日)に実施予定です。追・再試験は2027年1月23日(土)・24日(日)に予定されています。
2027年度入試と令和9年度入試は同じですか?
基本的に、2027年春に大学へ入学するための入試が2027年度入試です。共通テストでは令和9年度試験と表記されます。年度表記が混在するため、必ず日程で確認しましょう。
夏から共通テスト対策を始めても間に合いますか?
間に合う可能性はあります。ただし、全科目を同じように進めるのではなく、配点・苦手度・志望校の利用方式から優先順位を決める必要があります。
共通テストと二次試験、どちらを優先すべきですか?
志望校によります。国公立志望者は配点比率を確認し、私大志望者は共通テスト利用をどこまで使うかで判断しましょう。
まとめ:本試験日から逆算して今やるべきこと
2027共通テストは、2027年1月16日(土)・17日(日)に本試験が予定されています。
2027年度入試の共通テストは令和9年度試験。年度表記の混在に注意。
本試験日から逆算して夏の勉強計画を立てる。残り約7か月を5つの期間に分けて戦略的に。
英語は単語と構文、数学は解法判断、国語は読み方の修正が重要。
志望校ごとに共通テストの重要度は異なる。京大・阪大・神大・関関同立・医学部で戦略を変える。
夏からは演習量だけでなく復習と分析が必要。解いた後の振り返りが得点安定の鍵。
共通テスト対策は、早く始めればよいという単純なものではありません。大切なのは、自分の志望校と現在地に合わせて、必要な科目を必要な順番で進めることです。
「何から始めればいいかわからない」
「共通テストと二次・私大対策のバランスが不安」
現論会大阪梅田校・四条烏丸校では、京大・阪大・神大・医学部・関関同立を目指す受験生に向けて、志望校から逆算した学習計画を作成しています。もし少しでも不安を感じたら、早めに学習戦略を見直しましょう。


