関西学院大学商学部入試【2027】
日程・倍率予想と方式選び
関西学院大学商学部の2027年度入試は、単なる日程確認だけでは足りません。
- 2026年度に一般入試の倍率が大きく上がったが、今年も続くのか
- 全学部日程、傾斜配点型、均等配点型、英数日程のどれが合うか
- 2027年度新設の共通テスト3科目英数型は狙うべきか
- 英語が得意なら傾斜配点型が有利なのか
- 数学が得意なら英数日程と共通テスト英数型のどちらがよいか
- 同志社商学部・立命館経営学部とどう併願するか
関学商学部は、同じ学部でも配点が大きく異なります。全学部日程は英語200点・国語200点・選択150点、学部個別傾斜配点型は英語300点・国語150点・選択150点、均等配点型は3科目各200点、英数日程は英語200点・数学200点です。
つまり、倍率だけでなく「どの方式なら自分の得点が最大化するか」が重要です。この記事では、2027年度の公式日程・入試変更、2025年度と2026年度の入試結果を基に、方式別倍率を予想します。さらに、新しい共通テスト3科目英数型の影響、方式別に向く受験生、8月からの対策、関関同立の商・経営系併願まで解説します。
情報確認日:2026年8月12日
日程・科目・募集人数は公表済み資料を基にしています。正式な出願要項公開後に必ず再確認してください。
目次
結論|2027年度の関学商は新方式を含めて「配点で選ぶ」
2027年度の関西学院大学商学部は、従来型の一般入試で2026年度の高倍率が完全には解消せず、全学部日程は4.4倍前後、学部個別傾斜配点型は4.2倍前後を中心に推移すると予想します。
一方、2027年度は共通テスト利用に「3科目英数型」が新設されるため、国公立・数学得意層の出願先が分散する可能性があります。新方式の倍率は過去実績がなく、参考レンジを3.0〜5.5倍と広く見るべきです。
| 方式 | 2025年度 | 2026年度 | 2027年度予想 | 予測確度 |
|---|---|---|---|---|
| 全学部日程 | 3.5倍 | 4.5倍 | 4.0〜5.0倍(中心4.4) | 中 |
| 学部個別・傾斜配点 | 3.4倍 | 4.3倍 | 3.7〜4.8倍(中心4.2) | 中 |
| 学部個別・均等配点 | 3.3倍 | 4.2倍 | 3.6〜4.7倍(中心4.1) | 中 |
| 英数日程 | 3.0倍 | 3.0倍 | 2.6〜3.7倍(中心3.1) | 中 |
| 共テ1月 | 2.5倍 | 2.0倍 | 1.9〜3.0倍 | 中〜低 |
| 共テ新3科目英数型 | 新設 | 新設 | 3.0〜5.5倍(参考中心4.0) | 低 |
2026年度は、全学部日程が3.5倍から4.5倍、傾斜配点型が3.4倍から4.3倍、均等配点型が3.3倍から4.2倍へ上昇しました。一般入試全体の志願者は3,422人から3,705人へ約8%増え、合格者は990人から849人へ減っています。
倍率上昇は、志願者増と合格者減が同時に起きた結果です。2027年度に合格者数が戻れば倍率は下がる可能性がありますが、人気が大きく弱まったと判断できる材料は現時点ではありません。
予想方法|公式情報と推計を分けて考える
この記事では、公式に確定している情報と編集部の推計を分けています。
公式情報として扱うもの
- 2027年度の試験日
- 出願期間と合格発表日
- 入試科目と配点
- 募集人数
- 共通テスト3科目英数型の新設
- 2025年度・2026年度の志願者、合格者、倍率
推計に使った要素
- 直近2年の倍率と志願者増減:45%
- 2027年度の方式・配点・日程変更:25%
- 新3科目英数型による受験者分散:20%
- 前年の急増・急減に対する反動と不確実性:10%
実際の倍率は、共通テストの難易度、他大学の志願動向、大学側の合格者数によって変わります。予想値は一点ではなく、幅を持って利用してください。
2027年度最大の変更|共通テスト3科目英数型を新設
関西学院大学は、2027年度の共通テスト利用入試で、文系全学部に「3科目英数型」を新設します。
3科目英数型の基本構成
- 外国語:200点
- 数学II・B・C:200点
- 国語、地歴公民、数学I・A、理科、情報Iなどから高得点1科目:100点
- 合計500点
- 出願期間:2027年1月4〜15日
- 合格発表:2月15日
この方式は、国公立文系・理系で数学II B Cを学習している受験生に使いやすい設計です。国語が固定必須ではないため、私大独自国語より、共通テスト英語・数学・理科や情報が強い人も商学部を受けやすくなります。
新方式が倍率へ与える可能性
- 数学得意層が一般の英数日程だけでなく、共通テスト利用にも流れる
- 国公立志望者の追加出願が増える
- 従来の1月3科目型から一部が移動する
- 私大専願者の中でも、共通テスト数学を仕上げた層が参入する
- 新方式の認知度次第で初年度倍率が大きく振れる
過去実績がないため、3.0〜5.5倍という広い参考レンジを置いています。初年度を「穴場」と決めつけるのは危険です。
2027年度の一般入試日程・配点
| 方式 | 試験日 | 出願期間 | 合格発表 | 配点 |
|---|---|---|---|---|
| 全学部日程 | 2月1〜2日 | 1月4〜22日 | 2月15日 | 英200・国200・選択150=550 |
| 学部個別傾斜配点型 | 2月3日 | 1月4〜22日 | 2月20日 | 英300・国150・選択150=600 |
| 英数日程 | 2月5日 | 1月4〜22日 | 2月20日 | 英200・数200=400 |
| 学部個別均等配点型 | 2月6日 | 1月4〜22日 | 2月20日 | 英200・国200・選択200=600 |
| 共テ併用数学 | 2月5日 | 1月4〜22日 | 2月20日 | 共テ200+独自数学200 |
| 共テ併用英語 | 2月6日 | 1月4〜22日 | 2月20日 | 共テ200+独自英語200 |
配点別に見る向き不向き
傾斜配点型
英語が300点。英語が明確な得点源の人向け
均等配点型
3科目各200点。バランス型向け
英数日程
英語・数学のみ。国語や社会より数学が強い人向け
共テ3科目英数型
共通テスト数学II B Cと英語が強い国公立併願者向け
全学部日程
募集人数135人で、標準的な3教科型
同じ模試偏差値でも、方式によって合格に近い受験生は変わります。
直近2年の入試結果|2026年度は一般方式が一斉上昇
| 方式 | 2025志願者 | 2025倍率 | 2026志願者 | 2026倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 全学部日程 | 1,655 | 3.5 | 1,883 | 4.5 |
| 学部個別傾斜 | 667 | 3.4 | 758 | 4.3 |
| 学部個別均等 | 808 | 3.3 | 852 | 4.2 |
| 英数日程 | 292 | 3.0 | 212 | 3.0 |
| 一般計 | 3,422 | 3.4 | 3,705 | 4.3 |
全学部日程と傾斜配点型は志願者がともに約14%増えました。均等配点型も約5%増えています。一方、英数日程は志願者が約27%減りましたが、合格者数も減ったため倍率は3.0倍で変わりませんでした。
共通テスト方式
| 方式 | 2025倍率 | 2026倍率 |
|---|---|---|
| 1月出願 | 2.5 | 2.0 |
| 併用日程英語 | 3.0 | 3.2 |
| 併用日程数学 | 3.1 | 2.9 |
| 3月出願 | 14.1 | 3.1 |
3月出願は、合格者数が少ないため年度差が極端です。前年倍率をそのまま翌年へ当てはめないでください。
2027年度はなぜ「高止まり+新方式分散」と予想するのか
2026年度の上昇幅が大きい
一般計が3.4倍から4.3倍へ上昇しました。単一方式だけでなく、全学部・傾斜・均等のすべてが上がっており、商学部への需要が広く強かったと考えられます。
合格者数が減った影響が大きい
志願者増だけでなく、一般方式の合格者が990人から849人へ減りました。2027年度に大学が合格者を増やせば倍率は下がりますが、歩留まり予測次第で再び絞られる可能性もあります。
新しい共通テスト方式が受験者を分散させる
3科目英数型は、国公立・数学得意層にとって魅力があります。従来の一般英数日程、共テ1月3科目型、併用数学から一部が移る可能性があります。
初年度は「新方式だから低倍率」とは限らない
関学は2027年度変更を特設ページで早期に告知しています。認知が広がれば、初年度から多くの追加出願を集める可能性があります。
自分に合う方式を選ぶ診断表
| 現在の得点タイプ | 第一候補 | 第二候補 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 英語が突出して高い | 傾斜配点型 | 全学部 | 英語300点を生かす |
| 3教科が均衡 | 均等配点型 | 全学部 | 1科目の崩れを減らす |
| 独自数学が強い | 英数日程 | 共テ併用数学 | 数学の時間処理を確認 |
| 共テ英語・数II B Cが強い | 新3科目英数型 | 1月多科目型 | 初年度倍率に注意 |
| 国公立で多科目が安定 | 8科目・7科目・5科目型 | 新英数型 | 一般私大対策との配分 |
| 社会が最も強い | 全学部・均等 | 傾斜 | 数学型へ無理に移らない |
方式選びは、模試偏差値ではなく、その方式の配点へ換算した総点で行います。
英語重視の傾斜配点型は本当に有利?
英語300点は大きな魅力ですが、英語が「得意な気がする」だけでは不十分です。
向いている条件
- 関学英語の過去問で安定して高得点
- 国語・選択科目で最低限を維持できる
- 長文の時間切れが少ない
- 語彙・文法・内容一致の失点原因を説明できる
- 同志社・立命館でも英語を軸にする
注意したい条件
- 模試偏差値は高いが関学形式で点が取れない
- 英語に時間を使いすぎて国語・社会が未完成
- 一度の高得点だけで判断している
- 英語の最低点が大きくぶれる
過去問は最低3年分を同じ条件で解き、平均点と最低点を比較してください。
英数日程と新3科目英数型、どちらを使う?
| 比較 | 英数日程 | 共テ3科目英数型 |
|---|---|---|
| 数学 | 大学独自数学200点 | 共テ数学II B C 200点 |
| 英語 | 大学独自英語200点 | 共テ外国語200点 |
| 第3科目 | なし | 高得点1科目100点 |
| 試験 | 2月5日 | 共通テストのみ |
| 向く人 | 記述・独自問題が強い | 共テ処理型・国公立併願 |
| 予測の安定性 | 2年とも3.0倍 | 新設のため低い |
数学が得意でも、独自数学と共通テスト数学では必要な力が異なります。記述で方針を立てる力が強い人は英数日程、資料読解・時間処理に強い人は共テ英数型を検討しやすいでしょう。
8月〜1月の関学商学部対策
8月後半〜9月|全方式を換算する
- 全学部、傾斜、均等、英数の過去問を確認する
- 英語・国語・選択科目を600点換算する
- 共通テスト英語・数学II B C・第3科目を500点換算する
- 2月1〜6日の受験可能日を一覧化する
- 同志社・立命館との重複を確認する
10月|第一方式を決める
- 英語が強いなら傾斜配点型を中心にする
- バランス型なら均等・全学部を中心にする
- 数学型なら独自数学と共テ数学を比較する
- 社会型なら通史完成と過去問接続を進める
- 共テ新方式を使う人も独自一般の逃げ道を残す
11月|複数方式で得点を再現する
- 週ごとに全学部・傾斜・均等を回す
- 英数志望者は数学の途中式と時間配分を確認する
- 共テ利用者は2週間に1回、共テ形式を通しで行う
- 一番高い点ではなく、一番低い点を改善する
12月〜1月|出願条件を固定する
- 共テ英語・数II B C・第3科目が想定ライン以上なら新英数型を追加
- 数学II B Cが崩れたら、一般傾斜・均等へ重点を移す
- 英語が安定したら傾斜配点型を優先
- 3教科の振れが小さければ均等配点型を追加
- 本番後の感情で出願を決めず、事前ルールを作る
同志社商・立命館経営との日程調整
関学商は2月1〜6日に主要方式が集中します。同志社商は2月5日と9日、立命館経営は2月1〜4日と7日が中心です。
| 日程 | 主な候補 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2月1〜2日 | 関学全学部、立命館全学統一 | 同日に両大学は受けられないため優先順位が必要 |
| 2月3日 | 関学傾斜、立命館全学統一 | 得点相性と移動を確認 |
| 2月5日 | 関学英数、同志社全学部 | 数学型か同志社第一志望かで分岐 |
| 2月6日 | 関学均等 | 翌7日に立命館個別を入れると連戦 |
| 2月9日 | 同志社学部個別 | 第一志望者の最終主要機会になりやすい |
関学商が第一志望なら、英語300点の傾斜、均等、全学部のうち2〜3方式を軸にし、同志社・立命館を周辺に置きます。同志社商が第一志望なら、2月5日は同志社を優先し、関学は全学部・傾斜・均等で確保する形が考えられます。
2027年度にやってはいけない判断
2026年度の4倍台を見て関学を諦める
倍率は合格者数の影響を受けます。過去問の換算得点が合格圏なら、倍率だけで外す必要はありません。
新3科目英数型を安全な新方式と考える
国公立・数学得意層が集まる可能性があります。初年度は予測幅が大きく、得点率勝負になりやすいです。
傾斜配点型を英語得意という印象だけで選ぶ
関学形式の過去問で、英語300点換算後の総点を確認してください。
英数日程の前年志願者減を穴場と考える
2026年度は志願者が減っても倍率は3.0倍で変わりませんでした。合格者数も連動するため、志願者減だけでは判断できません。
予想が外れる条件
倍率予想は次の要因で大きく変わります。
- 2027年度の合格者数が2026年度から大きく戻る
- 新3科目英数型に想定以上の国公立層が集まる
- 共通テストの難易度で英数型の出願が増減する
- 関学商の一般方式から共テ方式へ大きく分散する
- 同志社・立命館の日程選択が変わる
- 2027年度の正式要項で募集人数配分が更新される
新方式を含むため、関学商学部は3大学の中で最も予測不確実性が高い記事です。出願直前の公式情報更新が重要です。
よくある質問
2027年度の全学部日程はいつですか?
2027年2月1日・2日です。出願期間は1月4〜22日、合格発表は2月15日です。
傾斜配点型と均等配点型はいつですか?
傾斜配点型は2月3日、均等配点型は2月6日です。いずれも合格発表は2月20日です。
2027年度の倍率は上がりますか?
従来型の一般入試は高止まりを予想しています。全学部4.0〜5.0倍、傾斜3.7〜4.8倍、均等3.6〜4.7倍を参考レンジとしました。
新3科目英数型の倍率はどれくらいですか?
過去実績がないため、3.0〜5.5倍という広い参考レンジです。公式予想ではなく、国公立層の流入と方式分散を基にした推計です。
英語が得意なら傾斜配点型が有利ですか?
関学英語の過去問で安定して得点でき、国語・選択科目で崩れないなら有利になり得ます。模試偏差値だけでなく300点換算で確認してください。
数学が得意なら英数日程と共テ英数型のどちらがよいですか?
独自数学に強いなら英数日程、共通テストの処理型数学に強いなら共テ英数型が候補です。両方を使う戦略もあります。
共通テスト1月方式は倍率が低いので安全ですか?
安全とは限りません。共通テスト利用は高得点勝負になりやすく、方式ごとに必要科目数も異なります。模試の換算得点で判断してください。
まとめ|2027関学商は新方式を含めて「配点で選ぶ」
- 2026年度は一般計が3.4倍から4.3倍へ上昇した
- 全学部は4.4倍前後、傾斜は4.2倍前後を中心に予想
- 全学部は2月1〜2日、傾斜2月3日、英数2月5日、均等2月6日
- 傾斜は英語300点、均等は3科目各200点
- 2027年度に共通テスト3科目英数型を新設
- 新方式は初年度のため3.0〜5.5倍の広い参考レンジ
- 英数日程と共テ英数型は、独自数学型か共テ処理型かで選ぶ
- 同志社商・立命館経営との試験日衝突を先に整理する
関学商学部は、方式が多いことが強みです。しかし、方式を増やしすぎると、独自英語・国語・社会・独自数学・共通テスト数学へ勉強が分散します。最初に自分の得点を各方式へ換算し、第一方式、補助方式、共通テスト結果次第の方式に分けてください。





