共通テスト100日前【2027】
10月からの100日計画
2027年度大学入学共通テストの本試験は、2027年1月16日(土)・17日(日)に実施されます。1月16日の100日前は、2026年10月8日です。
10月に入ると、「あと100日しかない」「模試の点数が目標に届いていない」「二次試験や私大対策もあるのに共通テストへ何時間使えばいい?」と焦りやすくなります。
しかし、100日前に大切なのは、全科目を一斉にやり直すことではありません。
大学入試センターは、2027年度共通テストについて、出願内容の確認・訂正期間を2026年10月9日〜16日、本試験を2027年1月16日・17日と案内しています。100日前は、出願手続きがほぼ固まり、本番で使う科目を前提に得点計画を現実的に作るタイミングでもあります。
目次
結論|100日前は「目標点との差×伸ばしやすさ」で時間を決める
100日前からの優先順位は次の式で考えます。
優先度 = 目標点との差 × 改善余地 × 配点重要度 ÷ 必要時間
※正確な数式ではなく、編集部の計画フレームです。
たとえば「英語R 72点→目標80点(差8点)」「数学ⅠA 48点→目標70点(差22点)」「日本史 62点→目標75点(差13点)」なら、英語を80→90へ上げるより、数学の典型失点を修正した方が総合点を上げやすい可能性があります。
100日前の3段階
| 期間 | 目的 |
|---|---|
| 100〜71日前 | 弱点単元を潰す |
| 70〜31日前 | 共テ形式の処理速度を上げる |
| 30〜0日前 | 本番セット演習・時間配分・安定化 |
まず確認|2027年度共通テストの日程
大学入試センターの2027年度案内では、次の流れになっています。
- マイページ作成:2026年7月1日〜10月2日
- 出願登録・検定料支払い:9月15日〜10月2日
- 出願内容確認・訂正:10月9日〜10月16日
- 受験票取得:12月4日から
- 本試験:2027年1月16日・17日
つまり100日前は、出願後の「どの科目を受けるか」を前提に、得点最大化へ切り替える時期です。
ステップ1|現在点を「総合点」ではなく科目別に並べる
模試の総合600点、700点といった数字だけでは計画を作れません。まず次の表を作ります。
| 科目 | 現在点 | 目標点 | 差 | 優先度 |
|---|---|---|---|---|
| 英語R | ||||
| 英語L | ||||
| 数学ⅠA | ||||
| 数学ⅡBC | ||||
| 国語 | ||||
| 理科 | ||||
| 地歴公民 | ||||
| 情報Ⅰ |
次に、各科目の失点を、次のどれに当たるかへ分けます。
100日で伸ばしやすいのは、原因がはっきりした失点です。
英語リーディング|読む量より「設問処理」を固定する
共通テスト英語リーディングは、時間内に情報を処理する力が必要です。100日前からは次のことを行います。
- 語彙を毎日維持
- 時間を計って大問別演習
- 根拠位置を確認
- 読み直しが多い箇所を分析
- 週1回は通し演習
10〜11月は全文精読だけで終わらず、大問ごとに「何分で終えるか」を記録します。12月以降は本番形式で80分を使い、途中で時間配分を変えない訓練をします。
英語リスニング|毎日短時間+週1本番形式
大学入試センターはリーディングとリスニングをそれぞれ100点として実施しています。ただし各大学の換算方法は異なるため、志望大学の配点を確認してください。
- 毎日15〜20分
- スクリプト確認
- 聞き取れなかった原因分類
- 週1回の通し演習
聞き流すだけではなく、次を分けます。
数学ⅠA・ⅡBC|10月は弱点単元、11月から時間制限
数学は、共テ形式だけを解き続けても、公式・典型解法の穴が残っていると点数が安定しません。
100〜71日前
- 苦手単元を3つに絞る
- 基本問題へ戻る
- 解法を白紙から再現
- 共テ大問別で確認
70日前以降
- 大問ごとの時間設定
- 誘導に沿って解く練習
- 計算量に対する見切り
- 通し演習
模試で50点前後の場合、難問より「取るべき問題を落としている原因」を優先します。
国語|現代文・古文・漢文を別科目として分析する
国語200点を一つの科目として見ると改善しにくくなります。
現代文
古文
漢文
10月の時点で古文単語・文法や漢文句法が不安なら、演習量を増やす前に知識へ戻ります。
理科|既習範囲を点に変える
理系で理科2科目を受験する場合、100日前は二次試験対策との重なりを活用します。物理・化学などは、次を分けます。
- 共通テストでの資料読解
- 計算速度
- 実験考察
- 基礎知識
二次試験の難問演習だけでは、共テ独特の読み取りで時間を使うことがあります。週1〜2回は共テ形式を入れます。
地歴公民|知識穴と資料問題を分ける
地歴公民は、100日前から伸ばしやすいと感じる受験生が多い一方、用語暗記だけで共テ形式へ対応できるとは限りません。10〜11月は次を分けます。
- 通史・分野の穴
- 年代・因果関係
- 資料・統計
- 正誤判断
12月からは時間制限つきセット演習を増やします。
情報Ⅰ|後回しにしすぎない
2025年度から共通テストに「情報Ⅰ」が追加されています。学校授業だけで得点できる人もいますが、次に弱点がある場合は100日前から週1〜2回触れます。
志望大学での配点が低いからと完全に捨てるのではなく、短時間で取れる失点を探します。
100日を4フェーズに分ける
フェーズ1|10月8日〜10月31日
目的:基礎穴の最終修正
- 模試3回分を分析
- 科目別目標点決定
- 苦手単元3つ以内
- 共テ大問別演習
フェーズ2|11月1日〜11月30日
目的:形式対応
- 週1〜2科目の通し演習
- 時間配分固定
- 正答率より失点原因記録
フェーズ3|12月1日〜12月31日
目的:総合点の安定化
- 本番形式セット
- 1日目・2日目科目の並びを意識
- 受験票取得・会場確認
- 苦手科目の最終補強
フェーズ4|1月1日〜本番
目的:再現性
- 新教材を増やさない
- 直近ミスを復習
- 起床・食事・移動を本番に寄せる
- 解く順番を固定
私大・二次対策との比率
共通テスト100日前でも、全員が共テ100%にする必要はありません。
国公立志望
10月:共テ40〜50%、二次50〜60%/12月:共テ60〜80%へ段階的に増加
私立共テ利用+一般
共テ利用の重要度に応じて20〜50%程度を目安にします。
※これは編集部の配分例です。志望校の配点、現在点、記述対策の完成度で変えてください。
100日前に塾・第三者へ相談する価値が高い人
- 1目標点を科目別に分けていない
- 2模試が返るたび勉強法が変わる
- 3どの科目を捨てるかで迷っている
- 4共テと二次の比率を決められない
- 5100日計画を作っても週単位に落とせない
- 6学校・塾・参考書の課題が重複している
100日前から新しい授業を大量に増やすより、既存教材を整理し、優先順位を決める方が効果的なことがあります。
よくある質問
2027共通テストの100日前はいつですか?
本試験初日の2027年1月16日から数えて100日前は2026年10月8日です。
10月から共通テスト対策は遅いですか?
現在点と志望校によります。10月からは基礎穴を残さず、形式・時間配分へ段階的に移行する必要があります。
100日で何点上がりますか?
一律には言えません。科目、現在点、失点原因、学習時間で異なります。予測値ではなく、目標点との差を科目別に管理してください。
共テだけ勉強して二次対策を止めてもよいですか?
志望大学によります。国公立では二次試験の配点が大きい大学もあるため、10月時点で完全停止するのは慎重に判断してください。
予想問題集はいつから使いますか?
10〜11月に大問別・部分演習、12月以降にセット演習を増やす方法があります。基礎不足なら先に戻ります。
情報Ⅰはいつから本格対策しますか?
配点と現在点によります。100日前に一度本番形式を解き、短時間で改善できる分野があるか確認してください。
まとめ|100日前は「全部頑張る」ではなく「点になる順番」を決める
- 2027共通テスト本試験は1月16日・17日
- 100日前は10月8日
- 10月は基礎穴修正
- 11月は形式対応
- 12月は総合点安定
- 1月は本番再現
- 優先順位は目標点との差と改善余地で決める
100日前は焦る時期ではなく、やらないことを決める時期です。





