「英語は単語を覚えれば共通テストに対応できる?」「リスニングの配点が気になる」。高2でそう感じている人へ。2028年度の共通テストでは、英語はリーディングとリスニングの両方で構成されます。
ただし、大学がその点数を何点へ換算するか、リスニングをどの程度重視するかは大学別の要項で確認が必要です。この記事では、公式に分かることを整理したうえで、語彙・構文・読解速度・聞き取りを別々に育てる手順を紹介します。
2026年10月時点の確認内容です。大学別の換算は該当年度の募集要項で確認してください。
情報確認日:2026年9月21日
※入試制度・日程・配点は大学公式の2027年度資料を優先して確認しています。参考書名、完成基準、月別計画は大学公式の指定ではなく、公開情報と過去問対策をもとにした編集部の学習提案です。
目次
結論|この記事で分かること
結論:共通テストの英語はリーディングとリスニングで構成されます。リスニングは音声による情報処理、リーディングは文章と図表の必要情報を捉える練習を続けます。大学ごとの得点換算は異なり得るため、全国共通のテストと志望校の選抜配点を混同しないことが重要です。
結論|リーディングとリスニングは別の練習が必要
英語が苦手な高2は、どちらか一方だけを大量に演習する前に、短い英文を正しく読めるか、聞き取った単語を意味へ結び付けられるかを確かめましょう。読む練習と聞く練習は、鍛える力が違います。
大学によってはリーディングとリスニングの比率を独自に換算します。全国共通の配点と、志望校が合否に使う配点は別の表として扱いましょう。
80分と60分の意味|同じ時間でも練習は違う
実施大綱では、リーディングとリスニングの試験時間が示されています。リスニングの時間には音声再生・試験実施が含まれるため、連続して同じ時間だけ手を動かすという意味ではありません。
リーディングは読み切れない文章に対して、語彙・構文・設問の読み取りのどこが原因かを点検します。リスニングは、一度聞き逃した内容をどう補うか、図表を見ながら必要な情報を拾えるかを分けて練習しましょう。
リーディング|速読以前に「何を問われているか」
共通テスト形式では、広告・案内・意見文など、異なる文章から目的に合う情報を抜き出す力が求められます。単語をすべて和訳していては時間が足りなくなりますが、最初から飛ばし読みだけを練習すると誤読の原因に気づきにくくなります。
最初は、一段落の主張を日本語で短くまとめ、設問に必要な根拠へ線を引く練習から始めます。英文の構造が曖昧なときは、修飾関係や指示語の参照先を確認しましょう。理解が安定してから、段落ごとの時間を計測します。
リスニング|音の聞き分けと設問処理を分ける
音声が聞こえない原因は一つではありません。語彙は知っていても音のつながりで認識できない、聞いた内容は分かるが数字や比較表現を忘れる、設問の条件が複数あると整理できないという違いがあります。
ディクテーションで聞こえない箇所を見つけ、スクリプトで音と文字を対応させ、再生後に内容の要点を口頭で述べて確認します。最後は聞いた内容から正しい選択肢を選び、その根拠を説明するところまで行いましょう。
大学ごとの換算を見る
全国の共通テストの配点と、大学が合否判定に利用する点数の配点は別の表です。大学独自の換算によってリーディングとリスニングの比率が変わることもあります。
2028年度の要項が未公表なら、前年の利用方式を参考資料として保存しても、それを「2028年度の確定条件」とは書かないようにします。比較表では、共通テストの英語の生点、換算後の英語、その他科目、個別試験の英語を区別しましょう。
高2冬の単語・文法・構文の設計
単語帳を1冊終えたかどうかと、英文で意味を取り出せるかは違います。単語を見て2秒程度で基本義が出るか、文中で意味が変わる語を区別できるかを確かめます。
文法は選択問題の正解だけでなく、時制・準動詞・関係詞が文中で何を修飾するかを説明しましょう。長文が読めないときは「長文問題集を何冊も増やす」のではなく、語彙不足か構造把握か時間の使い方を分けて教材を選びます。
週の学習を四つの箱に分ける
一週間の英語学習を「単語・構文」「精読」「時間制限付き読解」「リスニング」に分けると、どの練習が足りないか見えるようになります。週6時間なら、単語と構文2時間、精読1.5時間、実践読解1時間、リスニング1.5時間という仮の配分です。
数字に普遍性はありません。各箱に達成の目安を設定しましょう。精読なら根拠付きで正しく解釈できた割合、リスニングならスクリプトを見ずに要点を再現できた割合です。机に向かった時間だけで判断しないことが大切です。
80分の演習は段階を踏んで実施する
高2秋の段階から毎週フルセットが必要とは限りません。最初は10〜15分の短い文章を正確に解き、次に20〜30分で複数資料を読む練習、土台ができてからフルセットに移します。
フルセットでは、設問を見落とした時間、戻り読みをした回数、解答根拠を探せず推測した箇所を記録します。正解でも理由が言えなかった問題を復習対象に含めましょう。
実践ワーク|比較シートの作り方
以下の項目を「公式で分かった事実」「自分が重視する理由」「まだ不明なこと」の三列に分けて記録しましょう。
確認点1
志望大学の英語の換算方法と比率
確認点2
読み違いの原因を語彙・構文・設問で分ける
確認点3
聞き取れない箇所を音・意味で分ける
確認点4
正解でも理由が言えなかった設問を記録する
確認点5
四つの箱の週の配分を決める
具体例|違う状況の高校生ならどう判断する?
次の三人は説明用の架空のケースです。実在の合格実績や個人データではありません。
ケースA|英語は偏差値が高いのに時間切れ。文章把握ができるか、資料を探すのに時間を使いすぎていないかを計測します。週1回の時間計測と週2回の精読を両立させましょう。
ケースB|リスニングだけ点が伸びない。音声の速さよりも、音の連結や弱形の聞き分けに焦点を当てます。短い音声10分を週4回、復習時に根拠を言葉にします。
ケースC|単語は覚えても英文が読めない。精読の構文理解を優先し、短文で正確さを確認します。単語15分と英文解釈15分を毎日固定しましょう。
今から8週間|実行チェックリスト
| 時期 | やること |
|---|---|
| 第1週 | 読み違いの原因を時間制限の有無で比較する |
| 第2週 | 聞き取れない箇所をスクリプトと比較する |
| 第3週 | 正解の根拠を英文に戻って確認する |
| 第4週 | 志望大学の英語の換算を調べる |
| 第5週 | 正解でも理由が言えない設問を洗い出す |
| 第6週 | 音読と読解をつなげる |
| 第7週 | 20分単位の演習を増やす |
| 第8週 | 四つの箱の配分を見直す |
ポイント|英語の要点
- リーディングとリスニングは別の練習
- 読む練習は「何を問われているか」から
- 聞く練習は音の聞き分けと設問処理を分ける
- 大学別の換算は募集要項で確認する
- 週の学習を四つの箱に分ける
- フルセットは段階を踏んで実施する
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英語の対策を整理したら、親記事で全体像を確認する流れがおすすめです。
現論会で相談するときに持ってくるとよいもの
現論会で相談する場合も、次のものを持ってくると、英語の時間配分を具体化しやすくなります。
相談では、四つの箱の配分と、読解とリスニングの優先順位を整理します。
よくある質問
英語は単語帳だけで対策できますか?
語彙は土台ですが、文章の構造理解、必要情報を探す読解、音声の情報処理も練習が必要です。
リスニングが苦手でも私大なら大丈夫?
私立大学の一般試験と共通テスト利用方式は条件が異なります。大学・学部・方式別に確認してください。
高2から80分の演習は必要?
基礎が固まるまでは短い英文の正確な読解を優先し、その後時間制限を段階的に導入しましょう。
英検対策と共通テスト対策は同じ?
語彙や聞き取りの基礎は共通しますが、出題形式や利用方法は同一ではありません。
読み違いの原因はどう分けますか?
語彙・構造・指示語・設問条件・時間の五つに分けると、次の練習が決まります。
まとめ|次の一歩
共通テスト2028の英語は、リーディングとリスニングで構成されます。読む練習は「何を問われているか」から始め、聞く練習は音の聞き分けと設問処理を分けて育てましょう。大学ごとの換算は異なり得るため、全国共通の配点と志望校の選抜配点を混同しないことが重要です。週の学習を四つの箱に分けると、足りない練習が見えます。
- リーディングとリスニングは別の練習
- 読解は問われている内容から確認する
- リスニングは音と設問処理を分ける
- 大学別の換算は募集要項で確認する
- 週の学習を四つの箱に分ける
- フルセットは段階的に実施する





