同志社英語の語句整序|語順の決め方を例題で解説

同志社英語の語句整序|語順の決め方を例題で解説

同志社大学の英語で、長文の内容はある程度理解できるのに、語句整序になると時間がかかる。単語の意味を全部知っていても並べる順番が決まらず、最後は「自然に聞こえる方」を選んでしまう。こうした悩みには、単語帳を増やすよりも、英文の組み立て方を根本から見直すことが役立ちます。

語句整序は単語を左から当てはめるパズルではありません。まず述語動詞の位置と主語を確定し、動詞が要求する目的語・補語、修飾語のまとまり、接続語が作る節の範囲を順番に決める作業です。例題はすべて本記事のために作成したオリジナル問題で、同志社大学の過去問そのものではありません。実際の出題範囲・形式は年度によって異なるため、同志社大学公式の「科目別講評・出題の意図」と過去問でも確認してください。

目次

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最初に確認する結論:並べ始める前に「核」をつくる

語句整序に取り組むときは、提示語句のうち動詞、主語候補、前置詞、関係詞、接続詞を別々に見つけることから始めます。動詞が一つなら単文の可能性が高く、二つなら関係節・名詞節・副詞節、あるいは不定詞などの非定形表現が入り込んでいないかを調べます。日本語訳が与えられていない問題でも、動詞とその周辺の必須要素を優先すれば選択肢は大きく絞られます。

例えば「the results / explain / can / why / we / changed / the plan」という語群を見ます。最初に can explain という述語が見つかっても、主語が the results なのか we なのかは決まりません。why we changed the plan が一つの名詞節になり、The results can explain why we changed the plan. が自然な骨格になります。「we can explain the results why...」と置くと why節と results の関係が崩れます。大切なのは、意味の予想を文法の検証へ戻せることです。

整序の開始前に紙へ書く四つの印

提示語群に対して、動詞にはV、主語候補にはS、前置詞にはP、節を導く語にはCと小さく印をつけます。次に、動詞の数、必要な目的語、語群の中で切り離せないまとまりを確認します。たとえば make it possible to do、be likely to do、not only A but also B のような組は、単語の意味ではなく組み合わせで覚えておきます。

ここで先に日本語にすると、意味が通りそうな順番を無理に正当化しがちです。逆に、語句の依存関係を最初に決めれば、誤答選択肢にありがちな「単語は正しいが修飾先が違う」という罠を説明できます。整序でのミスは知識不足、構造判断ミス、見直し不足に分けられます。解き直しの際に、この三つのどこが原因だったかを記録しましょう。

例題1:主語と動詞はあるのに目的語が決まらない

次の語群を並べて「その報告書は、私たちがその手法を再検討する必要があると示している」という英文を作ります。

[the report / suggests / that / we / need / to reconsider / the method]答えは The report suggests that we need to reconsider the method. です。the report が主語、suggestsが動詞、that以下が「何を示すか」に当たる名詞節です。節内では we が主語、need to reconsider が述語的なまとまり、the method が目的語です。

誤答例は The report suggests we that need to reconsider the method. です。thatを日本語の「〜ということ」に当てるだけでは、接続詞の位置が分かりません。接続詞thatは節の入口に置かれます。この例は一見簡単ですが、節の入れ子を確認せず語感で解く人は、長い問題で同じミスを繰り返します。

例題2:目的語の後ろに説明を置く関係詞

次の語群で「私たちは、昨日話し合った計画を見直した」という文を作ります。

[revised / we / the plan / discussed / that / we / yesterday]

We revised the plan that we discussed yesterday. が答えです。外側は We revised the plan.、内側は we discussed the plan yesterday. です。内側で重複する the plan を関係代名詞thatが受け、that we discussed yesterday が直前の名詞を修飾します。

that以降にも we と discussed があるため、単に語句の数を数えるのでなく「ここから別の節が始まる」と判断してください。Yesterday we revised the plan that we discussed. という語順も、語群の配置を変えれば英語としては成立し得ます。問題文に指定されている語句をすべて使い、指定の位置・句読点・日本語訳を守っているかで最終決定します。英語として複数の候補が成立する場合は、条件の読み落としを疑いましょう。

例題3:形式目的語itと真の目的語を分ける

「彼らは学習計画を毎週見直すことが重要だと考えた」という英文を組み立てます。

[they / considered / it / important / to review / the study plan / every week]

They considered it important to review the study plan every week. が基本形です。consider A Bは「AをBと考える」ですが、ここでのAは仮の目的語it、実際の内容は to review the study plan every week です。important は補語なので it の後ろに置きます。

They considered important it to review... は英文として不自然です。「importantだから動詞の直後」と暗記するのではなく、consideredの目的語に相当する位置へitを置き、その性質をimportantが述べると捉えてください。同じ考え方で find it difficult to solve the problem、make it easier to learn などを分析できます。

例題4:比較でthanの左右をそろえる

語群 [it / is / more useful / to identify / a specific weakness / than / to repeat / every exercise] を並べ、「すべての練習問題を繰り返すより、具体的な弱点を特定する方が役立つ」と言いたいとします。

It is more useful to identify a specific weakness than to repeat every exercise. が答えです。more usefulが比較の核、to identifyとto repeatが比較される行為です。thanの後に同じ形を揃えると、意味だけでなく構文上も安定します。誤答でよく見られるのは It is to identify more useful... のように比較級を動詞句へ割り込ませることです。「何と何が比較されているか」を一度日本語で書くと検算できます。人と人なのか、方法と方法なのか、行為と行為なのか。主語が長い文ほど、この確認が効果を発揮します。

例題5:not onlyとbut alsoの対応

[not only / the amount / but also / the quality / of practice / matters] を用い、「練習量だけでなく質も重要だ」を作ります。Not only the amount but also the quality of practice matters. とできます。主語はnot only A but also B で結ばれ、述語は matters です。

ただし、not onlyが文頭に出る別構造では倒置が関係する場合があります。Not only did she revise the plan, but she also tested it. なら、助動詞didが主語sheの前に置かれます。Not only the amount... の場合とは種類が違います。どちらもnot onlyという語があるからといって、常に倒置するわけではありません。

整序で熟語を暗記するときは、語順だけでなく品詞と文中の働きをセットにすることが必要です。not onlyが何にかかっているのかをまず確認してください。

例題6:強調構文と形式主語を混同しない

It was the teacher who suggested a different approach. は「別の方法を提案したのは先生だった」という強調構文です。一方、It is important to review the results. のitは形式主語として働き、後ろの不定詞句が実質的な内容です。どちらもItで始まりますが、語群の手掛かりは違います。

強調構文では It is/was X that/who ... の中でXに相当する語を戻すと、元の文が成立します。The teacher suggested a different approach. が成立すれば強調構文として理解できます。一方、It is important to review the results. からimportantを抜いても「Review the results is important.」とは普通そのまま書かず、To review the results is important. のように不定詞を主語にできます。

この判別は単なる知識問題ではなく、整序時にthat・whoをどこに置くかを確定する方法になります。

例題7:分詞構文の情報を主節へつなぐ

[having / checked / the data / carefully / she / revised / the conclusion] なら Having checked the data carefully, she revised the conclusion. と並べられます。主節は she revised the conclusion. で、その前に「データを慎重に確認したうえで」という事情が加わります。

having checkedは完了形の分詞構文で、主節より前に起きた行為を示すことがあります。ここで「主節の主語と分詞構文の意味上の主語が原則として対応する」点が大切です。分詞構文の主体が文中の別人になると、意味のずれが生じます。整序では主節の主語を先に固定しておくと、分詞のまとまりを置く場所が決めやすくなります。

誤答分析:語感で正解する人が崩れる四つの場面

第一は、否定語や限定表現が入ったときです。not necessarily、only when、hardly any などは位置によって意味が変わります。「重要なのはいつも語句の近さではない」と理解してください。第二は、複数のthatが別の役割を持つときです。関係代名詞のthatと接続詞のthatを区別するため、後ろの節が完全文か不完全文かを調べます。

第三は、前置詞と接続詞の混同です。because of the rain と because it rained は、後ろに来る語の種類が違います。despite the evidence と although the evidence was strong も同様です。第四は、同じ意味を作れそうな複数の文型があるときです。make A do と allow A to do を取り違えると、不定詞のtoの有無で間違います。語句整序は熟語の記憶よりも文型の照合が勝負になる部分があります。

時間配分:最初の30秒でやることを固定する

時間制限を設ける練習では、最初の10秒で動詞を探し、次の10秒で語句の塊を囲み、残り10秒で主節の仮説を書いてみます。これは大学が定める時間配分ではなく、自分の迷い方を発見するための練習手順です。30秒で確定しなくてもよく、重要なのは「分からない理由が何か」を言葉にすることです。

動詞が見つからないなら品詞の問題、文型が決まらないなら動詞の語法、語順候補が二つ残るなら修飾先の問題、と切り分けます。考え込んだ時間を「英語の難しさ」の一言で片づけないこと。迷った理由に名前が付けば、復習する範囲を絞れます。

自作のミニテストで再現力を測る

次の三題は英語として自然な文になるように語句を並べてください。意味はそれぞれ「結果を理解するには、比較対象を確認しなければならない」「予想より重要だったのは問いを立て直すことだった」「説明が簡潔であればあるほど、かえって前提を見落としやすい場合がある」です。

A: [to understand / the result / we / must / check / what / it / is compared with]

B: [what / mattered / more than / we expected / was / reconsidering / the question]

C: [the simpler / an explanation / becomes / the easier / it can be / to overlook / assumptions]

Aの解答例は To understand the result, we must check what it is compared with. です。前置詞withの目的語に当たる情報は疑問詞whatに先行し、what it is compared withが「それが何と比較されるか」という間接疑問文になります。語群を一つも落とさず使えているか、to understandの目的語とitが同じ結果を指しているかを検算してください。

Bの解答例は What mattered more than we expected was reconsidering the question. です。what節が主語であり、we expected は比較の省略を伴う補足、reconsidering the question が補語です。Cの解答例は The simpler an explanation becomes, the easier it can be to overlook assumptions. です。the比較級が二つ対応し、「説明が単純になればなるほど、前提を見落としやすくなることがある」という意味になります。

解き直しノートは「正解」より「どこで決めたか」を残す

ノートに解答の語順を書くだけなら、次に似た問題を解くときの判断材料が残りません。次の四項目を残しましょう。動詞の語法、確定したまとまり、候補を消した根拠、再び迷いそうなポイントです。例えば「consider it important to do」の問題なら「consider O C/itは形式目的語/重要なのはimportantとto doの順」という書き方で十分です。

語群に日本語訳がついていた場合、その訳を精読しても構いません。ただし答え合わせのあとには、訳を見ずに英語から説明できるかを確かめてください。定着の確認は翌日、一週間後、二週間後の三回を目安に、小さな類題で行うとよいでしょう。日数は絶対的な正解ではなく、忘れやすさに応じて調整するものです。

高2が進める順番:熟語集より先に文型の弱点を見つける

高2の段階なら、最初に学校英文法でSVOC、目的語の取り方、不定詞、関係詞、比較の基礎を確認してください。次に20題ほどの短い整序で、誤答を文法項目ごとに分類します。その後は長文の中から、整序問題として使えそうな短文を一日一つ選び、自分で語群に分けて復元してみます。

すべての難しい英文を整序問題に作り変える必要はありません。言い換えるなら、整序を独立した暗記科目にするより、精読の延長として扱うのが合理的です。同志社の英文和訳や内容一致問題にも、主語・動詞・修飾関係を正確に捉える力が生きるからです。

よくある質問

英文を日本語にできるのに語順が分からないのはなぜ?

日本語訳は大意を補って理解できますが、整序では英文の必須構造をすべて明示しなければならないためです。動詞の語法と節のつなぎ方に戻ってください。

語句整序は熟語を何百個も覚えるべき?

頻出の語法や連語を覚えることは有効ですが、暗記だけでは解けない構造判断も必要です。まず誤答から不足している語法を選び、必要なものから増やしてください。

一題に何分まで使ってよい?

過去問での実際の配置や配点を確認し、他の大問の時間を守れる範囲に設定します。目安時間を先に決め、迷った理由の記録を優先する練習を行うと改善しやすくなります。

同志社大学のすべての入試で同じ形式が出る?

年度や日程によって出題内容は変わります。この記事は語句整序の考え方を解説するもので、特定年度の出題を保証するものではありません。公式の科目別講評と直近の過去問をご確認ください。

まとめ

語句整序を解くコツは、勘で「正しい英語」を探すのでなく、文型・節・修飾の根拠を一つずつ積み上げることです。主節の核を先に確定し、動詞が何を必要とするかを確認し、最後に意味と語群の過不足を検算してください。正解した問題も、根拠が説明できなければ次に安定しません。長文読解、和訳、英訳までつながる「文構造の説明力」を、高2のうちから育てておきましょう。参考:同志社大学「一般選抜入学試験」「科目別講評・出題の意図」 https://www.doshisha.ac.jp/admissions_undergrad/general_application/index.html

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現論会で相談するときに持ってくるとよいもの

現論会で相談する場合も、次のものを持ってくると、語句整序のつまずきを具体的に確認できます。

1.志望学部と入試方式のメモ
2.直近の過去問の得点記録
3.間違えた整序問題の答案
4.苦手な文法項目のメモ
5.使っている文法・解釈の教材
6.1週間に使える学習時間

相談では、誤答を構造判断・知識・見直しのどこで失ったかに分け、次に固める文法項目を一つ決めます。

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中津駅から徒歩1分。京大・阪大・医学部志望の生徒が多い、大阪の校舎です。

現論会 四条烏丸校

四条烏丸駅から徒歩すぐ。京都・滋賀から通いやすい立地の校舎です。

現論会 茨木校

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