付箋風のまとめは、1枚に1つのメッセージだけを置く形です。1テーマを4枚程度に分けると、スマホで見返したときに探しやすく、どこを覚えていないかも分かります。
ただし、4枚という枚数は編集上の目安で、機能の制限ではありません。内容が少なければ2枚でも6枚でも構いません。大切なのは、1付箋1メッセージを守ることと、色だけで区別しないことです。
この記事では、現在完了の4枚を題材に、切り分け方、短文化、画像生成の依頼、縦長と横長の使い分け、分割の判断、一問一答、復習の分岐までを実演します。古文「ず」と生物のミトコンドリアの別作例も載せています。
ChatGPTの画面や使える機能、画像作成の上限は環境によって異なります。以下は、ふつうの日本語のメッセージで再現できる手順です。画像が使えない環境では、同じ短文をカードに書いて使えます。
※このページは2026年10月25日時点の下書きで、公開日を示すものではありません。
目次
1. 付箋が失敗しやすい原因は、主に2つ
1つ目は、1枚に説明を詰めることです。付箋の意味は「短い合図」です。長い説明を入れると、文字が小さくなり、読むための画像になってしまいます。
2つ目は、色だけで区別することです。色が見分けにくい環境や、白黒印刷では、役割が分からなくなります。「形」「意味」「例」「注意」のような文字ラベルを必ず入れます。
この2つに気をつけると、付箋は使いやすくなります。
2. 1テーマを4枚に切る
図1:長い説明を4つの役割に切り分ける(教材用の作例)
形・意味・例・注意の4つに分けると、1枚あたりの文字が減ります。
もとの説明(1かたまり)
現在完了はhaveまたはhasに過去分詞を続けて作り、過去の出来事を現在と関係づけて述べる形で、経験・完了・継続などの意味があり、yesterdayのような過去の特定の時を表す語とはふつう一緒に使わない。
形
have / has + 過去分詞
意味
過去と今がつながる
例
I have lost my key.
注意
yesterday と併用しない
切り分け方:左の長い説明が、右で4つの役割に分かれている点です。分けたあと、1枚あたりの文字が半分以下になっています。
追加で送る文:「現在完了の説明を、形・意味・例・注意の4つに分けて、1つずつ20字以内で書いてください。」と送ります。分け方を先に指定すると、あとで並べ替えても崩れにくくなります。
4枚に切るときの問いは、形はどうなっているか、意味は何か、例はあるか、どこで間違えやすいか、の4つです。この4つに分けると、付箋が1枚増えても減っても困りません。
3. 現在完了の4付箋を実際に見せる
図2:現在完了の4付箋(教材用の作例)
1枚に1メッセージだけ。色は補助で、役割は文字ラベルで示します。
形
have / has + 過去分詞
意味
過去と今がつながる
例
I have lost my key.
注意
yesterday と併用しない
順番は「形 → 意味 → 例 → 注意」で固定します。
見る場所:4枚それぞれの左上のラベルと、中の文字数です。色は補助で、役割はラベルで示しています。
| ラベル | 役割 | 入れる内容 |
|---|---|---|
| 形 | 文法の形 | have / has + 過去分詞 |
| 意味 | 表す内容 | 過去と今がつながる |
| 例 | 具体例 | I have lost my key. |
| 注意 | 間違えやすい点 | yesterday など過去の特定時点とは単純に併用しない |
「形」の付箋は、have / has + 過去分詞 だけにします。主語による使い分けを同じ付箋に入れると文字が増えるので、必要なら5枚目に分けます。
「意味」の付箋は、過去と今がつながる、と短く書きます。現在完了を「過去のことを言う形」とだけ覚えると、過去形との違いが消えてしまいます。
「例」の付箋は、I have lost my key. を1つだけ。日本語訳を入れるなら「なくしたままで、今も見つかっていない」のように、今の状態まで含めて短く書きます。これは結果用法の一例で、現在完了のすべての意味を覆うものではありません。
「注意」の付箋は、yesterday など過去の特定時点とは単純に併用しない、と書きます。ここを空欄にすると、I have lost my key yesterday. のような文を作ってしまいます。
順番は「形 → 意味 → 例 → 注意」で固定します。毎回同じ順番だと、見返したときに探す時間が減ります。
4. 初回の操作:4枚の原稿を貼る
操作説明用の模式図:コピーから送信まで
記事のコピペ枠 → 入力欄 → 送信 → 回答、の順に進みます。
4枚の短文原稿をコピーする
入力欄に貼り、字数を確認する
送信ボタンで字数と内容を確かめる
画像生成の依頼を同じ会話に足す
あなた(貼り付けた4枚の原稿)
現在完了の説明を、形・意味・例・注意の4枚に分けて、1枚ずつ20字以内で書いてください。
回答
4枚の短文が返ってくる。「yesterday と併用しない」という条件が残っているかを確認します。
メッセージ入力欄
「注意」のラベルが「意味」と見分けにくいので、左上にはっきり大きく入れてください。
操作説明用の模式図。画面や名称は環境で異なります。ブラウザーのアドレス欄とメッセージ入力欄は別物です。アドレス欄に文章を貼っても送信されません。
見る場所:番号の順番と、入力欄・送信ボタンの位置です。会話の名前や配置は環境で違いますが、「新しい会話」に相当する項目から始めれば大丈夫です。
最初に送る文:最初から画像を頼まず、まず4枚の原稿を貼って、内容と字数を確認します。「次の4枚で、1枚20字以内になっているか確認してください。長いものは短くしてください。」と送ります。
返ってきた短文を見て、意味が変わっていないか確認します。短くするときに落としてはいけないのは、条件と例外です。
5. 短文化のbefore / after
図3:1付箋1メッセージへの短縮 before / after(教材用の作例)
削ってよいのは説明の重複で、条件(例外・注意)は残します。
before(長い例)
現在完了は過去の出来事と今の状態がつながる形なので、yesterdayのような語とは使いません。
after(短い例)
yesterday と併用しない
残すべき条件
残すもの:削ったのは説明の重複で、条件(併用しない)は残っています。
短くする指示:「この付箋を12字以内にしてください。条件は残してください。」と送ります。
短くすることで失ってよいのは、理由の説明や補足の例です。残すべきなのは、例外、条件、向き、符号のような、間違えると答えが変わる情報です。
たとえば「植物は呼吸しない」と短くしてしまうと、内容そのものが誤りになります。短縮してよいのは長さであって、正しさではありません。
英語の例文や注意文は、20字に収まらないことがあります。そのときは字数より意味を優先し、付箋を2枚に分けてください。
6. 画像生成の依頼全文と注釈
現在完了の付箋風まとめ画像を作成してください。 ・縦長のスマホ用 ・付箋は4枚、1枚に1メッセージだけ ・各付箋の左上に「形」「意味」「例」「注意」の文字ラベルを入れる ・内容は、have / has + 過去分詞、過去と今がつながる、I have lost my key.、yesterday など過去の特定時点とは単純に併用しない ・1枚の文字は20字以内(英語や注意文が長い場合は、意味を優先して分割する) ・配色は白と淡い青、文字は濃いグレー ・余白を広くとり、文字はスマホで読める大きさにする ・文字が崩れたら、文字数を減らして作り直す
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
この依頼に入れているのは4種類の条件です。内容(4枚とラベル)、比率(縦長)、配色(白と淡い青)、余白と文字の大きさ。この4つを入れると、仕上がりが安定しやすくなります。
実際の入力画面(スクリーンショット)
操作説明用の模式図とは別に、実際の画面を撮影したものです。画面の名称・配置は環境で変わります。
タップ・クリックで拡大
- 1枠内へ全文を貼る
- 2条件の行を確認する
- 3右下の送信ボタンを押す
この画面は送信前の入力までを写したものです。記事中の回答例は説明用に整理した作例で、この画面から返ってきた実際の回答ではありません。個人情報は画面の範囲外にしています。
画面で見る場所:4枚分の内容とラベルが枠内に並び、最後に「ラベルを付け、文字を大きく」という条件が入っていることです。上の模式図は操作の順番の説明で、こちらは実際に撮影した入力画面です。回答例は記事用に整理したもので、この画面から返ってきた実際の回答ではありません。
送信の前に:貼ったあとに、比率(縦長)と文字の大きさの条件が残っているかを確認し、右下の↑を押します。送ったあとで文字が小さいと感じたら、4枚を2枚×2画像に分けます。
タップ・クリックで拡大
完成画像の点検:4枚の並びと、ラベルの位置、文字が読めるかです。この見本は画像生成で作った教材用の作例で、実際の画面ではありません。
画像が出たら:まず自分のスマホで開きます。画面幅で文字が読めるか、付箋の順番が保たれているかを確認してください。読めない場合は、文字を減らすか、2枚ずつに分けます。
保存は、表示された画像を開いて、画面で使える保存またはダウンロードの操作を選びます。名称は環境で異なります。画像が使えない環境では、同じ短文をカードに書いても同じ復習ができます。
7. スマホ縦長と印刷横長の使い分け
図4:スマホ縦長と印刷横長の配置(教材用の作例)
内容は同じで、並べ方と文字サイズだけを変えます。
縦長(スマホ)
1列に4枚。縦に順に見返せる。読めないときは拡大か分割。
横長(A4印刷)
2列2行。切り取って貼れる。
並べ方の違い:縦長は1列4枚、横長は2列2行になっている点です。内容は同じで、並べ方だけが違います。
印刷用の依頼:次のように送ります。
同じ4枚の付箋を、A4横の印刷用に作り直してください。 ・付箋は2列2行に並べる ・文字ラベルは残す ・文字は印刷で読める大きさ、1枚20字以内 ・配色は白と淡い青、インクを減らすため背景は白を多めにする ・文字が崩れたら、文字数を減らして作り直す
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
縦長と横長で内容を変える必要はありません。比率に合わせて、並べ方と文字の大きさだけを変えます。内容を変えると、見比べたときに食い違う原因になります。
8. 色だけに頼らず、文字ラベルで見分ける
図5:色だけに頼らないラベル設計(教材用の作例)
グレースケールでも役割が分かるかを確認します。
色分けのみ
白黒印刷で区別が消える。
色+文字ラベル
白黒でも役割が残る。
見分け方:左は色だけ、右は色とラベルです。白黒にすると、左は役割が消えます。
ラベルの指示:「色分けは残したまま、各付箋の左上に役割の文字ラベルを入れてください。」と送ります。
ラベルは2〜4字にします。「形」「意味」「例」「注意」で十分です。「基本的な文法の形」のような長いラベルは、それ自体が崩れの原因になります。
9. 文字が小さいときは4枚を2枚×2画像に分ける
図6:文字が小さいときの分割判断(教材用の作例)
4枚を1枚の画像に詰めるより、2枚ずつ2画像に分けます。
NG:4枚を1枚に詰める
1枚あたりの文字が潰れる。
OK:2枚×2画像に分ける
文字を大きく保てる。
比べる点:左の4枚1画像と、右の2枚×2画像です。1枚あたりの文字の大きさが変わります。
分割の指示:「4枚を1枚にすると文字が小さいので、2枚ずつ2つの画像に分けてください。1枚目は形と意味、2枚目は例と注意にしてください。」と送ります。
分割したら、2枚を並べて通し番号を付けます。順番が分からないと、復習のときに探す時間が増えます。
10. 別の単元でも同じ形で作れる
図7:古文「ず」の3付箋(教材用の作例)
意味・接続・例の3枚で足ります。他の助動詞は別の画像にします。
形
未然形に接続
意味
打消
例
行かず
古文の例:3枚に分けた見本です。意味・接続・例の3枚で足ります。
古文のプロンプトはこうなります。
古文の助動詞「ず」の付箋風まとめ画像を作成してください。 ・付箋は3枚、1枚に1メッセージ ・ラベルは「形」「意味」「例」 ・内容は、未然形に接続、打消、行かず ・1枚15字以内、縦長、白と淡いベージュ
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
図8:ミトコンドリアの3付箋(教材用の作例)
「植物は呼吸しない」という誤解を消すため、注意の付箋を必ず入れます。
形
二重の膜をもつ
意味
呼吸に関わりATPをつくる
注意
植物細胞にも存在する
詳細な内部構造は今回の範囲外として、画像に入れません。
生物の例:ミトコンドリアを3枚に分けた見本です。注意の付箋に「植物細胞にも存在する」と入っています。
生物のプロンプトです。
生物基礎のミトコンドリアについて、付箋風まとめ画像を作成してください。 ・付箋は3枚、ラベルは「形」「意味」「注意」 ・内容は、二重の膜をもつ、呼吸に関わりATPをつくる、植物細胞にも存在する ・1枚15字以内、縦長、白と淡い青 ・内部構造の細かい図は入れない
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
ミトコンドリアの詳細な内部構造は、今回の範囲外として画像に入れません。入れると図が細かくなり、文字と重なります。
11. 問題面と答え面に分けて暗記カードにする
図9:問題面と答え面を分けた暗記カード(教材用の作例)
表に問い、裏に答え。付箋のラベルは答え側に残します。
問題面
現在完了の形は?
yesterday と使える?
答え面
形:have / has + 過去分詞
注意:単純には併用しない
カードの作り:表に問い、裏に答えが置かれている点です。付箋のラベルは答え側に残します。
追加で送る文:「4枚の付箋から、一問一答を4問作ってください。付箋に書かれていない内容は出題しないでください。」と送ります。
一問一答は、答えを隠して言えるかどうかで確認します。次の3問で試してください。
Q1.現在完了の形は? A.have / has + 過去分詞です。
Q2.現在完了と yesterday は使える? A.単純には併用しません。yesterday は過去の特定の時を指す語です。
Q3.ミトコンドリアは植物細胞にある? A.あります。植物も呼吸をするので、ATPをつくる場として存在します。
声に出せないときは、付箋の文字が長すぎるか、内容がまだ入っていないかのどちらかです。まず付箋を短くしてください。
12. 復習は「言えた/言えない」で分ける
図10:言えた/言えないで分ける復習(教材用の作例)
間隔は目安です。言えなかった枚数を次の対象にします。
翌日:4枚を隠して言う
言えた
翌日は触らず、3日後にまとめて確認。
言えない
その日のうちに1回だけ言い直す。
3日後・7日後:言えなかった枚だけ再確認
回数や間隔は効果を保証するものではありません。手応えで調整してください。
分岐のしかた:翌日の結果で、次の行動が分かれている点です。言えたら3日後に回し、言えなければその日のうちに1回だけ言い直します。
追加で送る文:「この4枚について、翌日・3日後・7日後に確認する質問を1問ずつ作ってください。」と送ります。
間隔は目安であって、決まった法則ではありません。覚えているかどうかは個人差が大きいので、次の確認で言えなかった付箋を優先してください。
| 時期 | やること | 判断 |
|---|---|---|
| 翌日 | 4枚を隠して言う | 言えた枚数を数える |
| 3日後 | 言えなかった枚だけ | 言えたら7日後へ |
| 7日後 | 4枚を通して言う | 言えなければ2枚に分割 |
枚数を数えると、進んだのか戻ったのかが分かります。なんとなく見返すより、言えた枚数で見たほうが、次の行動を決めやすくなります。
13. 修正の会話を3つ覚える
1つ目、文字が小さいとき。
付箋の文字が小さくて読めません。各付箋の文字を12字以内に短くし、行数を1〜2行に減らして作り直してください。
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
2つ目、ラベルが混同されるとき。
2枚目と4枚目のラベルが同じに見えます。「意味」と「注意」の文字をはっきり分けて、左上に大きく入れてください。
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
3つ目、内容が誤っているとき。
3枚目が「植物は呼吸しない」になっています。正しくは「植物細胞にもミトコンドリアはある」です。この1枚だけ直して、他の3枚は変えないでください。
PCは文字をドラッグしてコピー、スマホは長押しで選択してください。選択操作は端末により異なります。
内容の誤りは、文字の崩れより危険です。見つけたら、正しい文を自分で書いてから指示します。AIに任せて直すと、別の誤りが入ることがあります。
14. 5分で作って1分で試す
時間は目安ですが、練習として次の順番でやってみてください。
- 1テーマを選ぶ。現在完了でも、古文「ず」でも構いません。
- 4枚(または3枚)の短文を、ラベル付きで書く。ここまで3分。
- 画像生成を1回だけ依頼する。1分。
- スマホで開いて、文字が読めるか確認する。1分。
- 画像を閉じて、4枚を声に出して言う。1分。
言えなかった枚数をメモして終わりです。作り直しは、読めない字があったときだけにします。
15. よくある質問
Q.付箋は何枚がいいですか。 A.1テーマ4枚程度が扱いやすい目安です。これは編集上の目安で、機能の制限ではありません。内容が少なければ2〜3枚でも構いません。
Q.色だけで区別してもいいですか。 A.おすすめしません。色が見分けにくい環境や、白黒印刷では区別できなくなります。「形」「意味」「例」「注意」の文字ラベルを必ず入れてください。
Q.文字が崩れて読めません。 A.付箋の文字を12字以内に減らし、行数を1〜2行にしてください。それでも崩れる場合は、画像化をやめて、本文の箇条書きで残します。
Q.付箋画像だけで暗記できますか。 A.画像は合図として使えますが、それだけでは足りません。隠して言う、一問一答で答える、実際に問題を解く、のどれかを組み合わせてください。
16. まとめ
付箋風のまとめは、1付箋1メッセージを守ると失敗しにくくなります。1テーマを4枚程度に分け、形・意味・例・注意のラベルを付け、文字は20字以内に収めます。スマホ用は縦長、印刷用は横長で、内容は変えずに並べ方だけを変えます。
作ったあとは、言えた枚数を数えてください。見返すためだけの画像より、隠して答えられる画像のほうが、次の確認につながります。
参考・公式情報
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現論会で相談するときに持ってくるとよいもの
暗記素材を作っても定着しないときは、次のものがあると、作る量と確認の回数を分けて見直せます。
相談では、付箋を増やす前に、言えた枚数が増えているかを一緒に確認します。




